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【プロ野球】セ・リーグ CS 1stから見る野球で「絶対にやってはいけないこと」3つ

セ・リーグ2016の CS 1stステージは接戦の末、シーズンを3位で終えたDeNAが突破を決めました。

 

巨人とDeNAでしかも東京ドームということでめちゃくちゃな撃ち合いになるかも!と思っていましたが、終わってみると3戦とも僅差のゲームでとても見ごたえがありましたね!

 

さて、そんな接戦のゲームで最後の決め手ともなってしまったプレーがありました。

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巨人の走塁のスペシャリスト、鈴木尚広選手の牽制死です。

 

9回のサヨナラの場面、しかも代走での出場ということで巨人にはかなりのダメージがありました。

 

実はこの牽制死というプレーはこのような場面に限らず野球のプレー上「絶対にやってはいけないこと」の一つだと思います。

 

これ以外にも「(個人的に)絶対にやってはいけないこと」だと思われるプレーについて書きたいと思います。

 

 牽制死

1つ目は牽制死です。

 

これは野球の経験者なら納得していただけると思いますが、牽制死を起こした側のベンチはかなり重たい空気になります。

精神論かよ!と思われるかもしれませんが、例えば無死1塁で「よしチャンスだ」と思っているところからなんの仕掛けもなく1死走者なしになってしまうわけですから攻撃のムードに水を指してしまうのは明らかです。

また、1人牽制でアウトになるとチームに牽制球に対する恐怖心を持たせてしまい走塁に消極的になってしまうこともあります。

 

併殺打(ゲッツー)

2つ目は併殺打です。

これはプロ野球でもよく見られるプレーなので、「やってしまってもしょうがない」と思われるかもしれませんが、やってはいけないことの一つだと思います。

特に無死1塁、1死1塁などでの併殺打は走者アリの状態から走者ナシになってしまうため相手投手を勢いづかせる要因になってしまいます。

 

この併殺については「連続無併殺打記録」というものがあります。

読んで字のごとく、連続で併殺打を記録しなかった打席数のことですが、この記録は現阪神監督の金本知憲氏が持っておりその数は1002打席となっています。

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金本氏はこの記事中でも

内野安打にならない局面でも、全力で一塁に走ってゲッツーにならなかった。フルイニングよりも誇りに思う

と語っており、併殺を打たないことの重要性を語っています。

金本氏といえば現役中は上位の打順での出場が多く走者を置いての打席も多かったのですが、1000打席以上もの間併殺を記録しなかったのはとてつもないことです。

 

 

逆に考えると、守備側で併殺が取れることは大きな武器となります。

ポイントとなるのは二遊間ですが、特にセカンドの選手はベースカバーからの1塁送球が速ければそれだけで価値のある選手と言えます。

 

バッテリーエラー

3つ目はバッテリーエラーです。

 

記録上バッテリーエラーという言葉はありませんが、ワイルドピッチやパスボールをまとめたものだと思ってください。

これは相手に無条件で1つないし2つの進塁を与えてしまいます。

通常1つの進塁は1つのアウトかアウトのリスクを背負って得られるものですが、バッテリーエラーが起こるとノーリスクで進塁を許してしまいます。

また、走者が進むということはそれだけプレッシャーもかかりますし、配球にも制限がかかってきますので1つもいいことがありません。

さて、こちらについては今シーズンこのような記録が誕生しました。

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捕逸と言うのはパスボールのことです。

つまり、今年のオリックスの捕手は捕れるボールはすべて捕った(止めた)ということです。

未経験の方からすると「捕れるんだったら捕って当たり前じゃん」と思うかもしれませせんが、これが意外と難しい。

実際、プロ野球でも史上初のことだそうです。

 

さいごに

書き終わってから気付きましたが、どれも走者絡みのことですね。

私が経験してきた野球の関係もあると思いますが、走者をいかに生かす(殺す)かは野球のテーマの一つであると思います。

少し前に高校野球で「機動破壊」という言葉が流行り、今年優勝したカープも走塁を絡めた攻撃を伝統としています。

打者・投手だけでない野球の見方をすると野球がもっと面白くなります。