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【プロ野球】FA移籍のアレコレについてまとめました。

こんにちは、なおしーです!

 

2016年のプロ野球は北海道日本ハムファイターズの優勝で幕を閉じ、シーズンの全日程が終了しました。

さて、ここからプロ野球界で注目されるのが移籍市場です。

日本球界で特に注目されているのがFA移籍です。

今日はこのFA移籍についてまとめていきたいと思います。

 そもそもFA移籍とは?

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FAとはFree Agent(自由契約選手)の略であり、FA移籍を大雑把に言うと選手が自分の好きな球団に移籍することです。

一般に、選手は球団の所有物のようなもので移籍の交渉は球団同士で行われます。そのため、選手の意志だけで勝手に他球団に移籍することはできません。

しかしFA移籍はそれとは異なり、所属球団を飛び越えて自分の好きな球団と移籍交渉をすることができます。

ただ、誰も彼も好きな球団に移籍されては困るのでFA移籍をするためにはFA権と言うものが必要になります。

 

FA権を取得するためには

FA移籍に必要なFA権、これは一軍登録日数がある一定の基準を超えた選手にしか与えられません。 

国内の球団と自由に契約できる国内FA権は7シーズン(2007年以降の大卒・社会人卒選手)か8シーズン(それ以外)、海外の球団とも自由に契約できる海外FA権は9シーズンの1軍登録が必要になります。(1シーズンを145日として、1年間で145日に満たない場合は複数シーズンでの累計となります。)

つまり、所属球団の一軍選手としてコンスタントに活躍し、その球団に貢献した選手にしか与えられない権利なのです。

 

FA移籍先の決め手

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さて、FA権を行使した選手は元の所属球団も含めて「個人球団」で移籍交渉を行うことになります(代理人を立てる場合がほとんどですが)。

 

ではどのような条件で移籍先を決めるのでしょうか。

 

契約金・年俸

やはり一番大きなウエイトを占めるのはお金でしょう。

FA権を持っている選手は実力のある選手がほとんどです。

そのため、その選手を獲得したい球団は契約のために多額の契約金・年俸を準備します。

過去には複数の球団と移籍交渉をし、年俸を釣り上げていった選手もいました。

 

球団愛・球団本拠地

球団愛と書くとちょっと強いかもしれませんが、子供の頃から憧れだったという理由で移籍球団を決める選手もいます。

今年引退した広島カープの黒田博樹選手は年俸5分の1以下とも言われる契約でMLBから広島にFA移籍しました。

そのため「カープ愛・男気」と言った言葉が流行したのは記憶に新しいと思います。

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また、本拠地が出身地あるいは出身地の近くだからという理由で移籍することもあります。

他にも、関東の球団だからとか奥さんの出身地だからといった理由で移籍先を決めることもあります。

 

出場機会

先程FA権取得条件のところに書きましたが、FA権取得の要件は一軍登録日数です。

そのため、スタメンでは出ていないが途中交代要因として一軍帯同している選手も条件を満たせばFA権を取得することができます。

そういった場合にスタメン出場が望める球団に移籍することもあります。

プロ野球選手である以上、たくさん試合に出たいと考えるのは自然なことですからね。

 

まとめ

プロ野球は一般社会とは異なり所属先を自分で決められないんですね。 

FA権というのはそんなプロ野球界に用意された転職のチャンスということです。 

給料・勤務地・待遇で仕事を決めるってわたしたちにとってはけっこう自然なことで、それと同じだと思っていただければわかりやすいのではないでしょうか。 

ただ、野球の場合はチーム力が偏りすぎると面白くないということがあります。このあたりについてはまた別の記事でまとめたいと思います。

 

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