20代野球好きの生活界隈

【プロ野球】ゲーム差がマイナスってどういうこと?

こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

2017年のプロ野球は間もなくオールスター戦を迎える時期となりました。
つまり、シーズンも折り返し地点を迎えようとしている事になります。
最近のスポーツニュースでも、順位表が頻繁に画面に登場するようになりましたね。

 

といったところで、7月2日のパ・リーグ日程終了時点で2位ソフトバンクのゲーム差が -0.5 になるという事態が発生しました
その後、楽天・ソフトバンク共に連勝が続いているのでいまだにこのゲーム差 -0.5 の状態になっています。
ゲーム差というと一般的には首位との勝率の開き具合を見るために使われるものですが、それが -0.5 とは一体どういうことなのでしょうか?
野球をよくご覧になる方には珍しい現象ではないと思いますが、今日はこのことについて記事にしたいと思います。

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ゲーム差がマイナスになった7月2日の順位表

まずは問題の順位表をご覧ください。

順位 チーム 試合 勝数 敗数 引分 勝率 勝差
1 楽  天 68 44 23 1 0.657 -
2 ソフトバンク 76 49 27 0 0.645 -0.5
3 西  武 70 36 32 2 0.529 8.5
4 オリックス 72 34 37 1 0.479 12
5 日本ハム 73 30 43 0 0.411 17
6 ロッテ 73 23 49 1 0.319 23.5

確かに、首位楽天と2位ソフトバンクのゲーム差が -0.5 になっています。

 

「ゲーム差が-0.5ってことはソフトバンクが首位なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実はプロ野球の順位決めにゲーム差は関係ありません
順位を決めるのは勝率なのです。
もう一度順位表を見ていただけるとわかりますが、順位は勝率が高い順になっているのがわかると思います。

 

じゃあ、ゲーム差って何なんだよ!意味ないじゃん!と思いますよね。
そのとおり、実はゲーム差はあくまでも順位間の差を見るための目安でしかありません。
今回のように特殊な状態でなければ「ゲーム差1は直接対決1試合で追いつける」とか「ゲーム差5は自チームが5連敗しなければ大丈夫」程度の認識でいいと思います。

 

ゲーム差と勝率の求め方

テーマであるゲーム差と勝率の求め方を一応紹介しておこうと思います。

 

まずはゲーム差の方から。
チームAを上位のチーム、チームBを下位のチームとします。
この時、AとBのゲーム差を求める式は次のとおりです。

 

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分数になっていますが、勝ち越し(貯金)の差を出して2で割ると覚えていてください。

 

例として上の7月2日の順位表で求めてみましょう。
まずは楽天の勝ち越し数を求めます。
楽天は44勝23敗ですから、勝ち越しは44-23=21です。
この時引き分けの数は無視してください。
次にソフトバンクは49勝27敗ですから、勝ち越し数は49-27=22となります。
これの差をとると21-22=-1、さらに2で割って-0.5となります。

 

続いて勝率の求め方にいきます。
プロ野球の勝率の計算の方法は次のとおりです。

 

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勝率の計算には勝ちの数と負けの数しか使いません。
プロ野球には引き分けと言うものがあるのですが、この計算から考えると引き分けは実質試合をやってないのと同じということになります。

 

ゲーム差がマイナスになる原因

消化試合数の差

ゲーム差がマイナスになってしまう主な原因は2つあります。
まず一つは、消化試合数に差があるということです。
少しだけ詳しくいうと、消化試合数に差があると勝率の式の分母の数に差が出てきます。
これによってゲーム差と勝率の関係がぶれてしまいます。

 

先程の7月2日の順位表に戻りますが、なんとソフトバンクと楽天では8試合も消化試合数に差があります
この日の時点で最も試合をしているチームと最も試合をしていないチームということになっています。
ほぼ毎日試合を行っているプロ野球ですが、こういうことも極々まれに起こるんですね。

 

試合数の差がでている理由としては、4月の試合予定数に原因があります。
2017年の日程を確認してみると、楽天は4月に月曜日以外の休養日が5日もありました。
これは試合が中止になったわけではなく、元から試合が予定されてなかった日数です。
いっぽうのソフトバンクの4月は月曜日以外休養なし、6連戦×4という地獄の日程でした。
加えて楽天は雨天等での中止が2試合(4/11,5/24)ありますので、これだけの差が開いています。

【プロ野球】パ・リーグの4月を振り返ります!予想外の展開の1ヶ月でした。 - 20代野球好きの生活界隈

 

引き分け数

ゲーム差がマイナスになるもう一つの理由は、引き分けの数です。
先程の勝率のところでも書いたように日本のプロ野球では引き分け制度があり、引き分けの試合は実質やっていないのと同じ扱いになります。
要は引き分けになったら試合を消化していないのと同じなので、上の場合と同じようなもんですね。
今回のケースでは引き分け数1しかありませんので、あまり影響していません
しかし、もし引き分け数が極端に多かった場合は、全日程を終了してもゲーム差がマイナスという可能性はあります。

 

さいごに

少し細かい話題になりましたが、ゲーム差と勝率(順位)の関係について書いてみました。
ゲーム差がマイナスになるのはよくあることですが、これが数日続くのは意外と珍しいかもしれません。
ちなみに同日に必ず全チームが試合をやって、かつ引き分けの無いゲームであればゲーム差と勝率の関係を保つことができます。
例えば雨天中止のない屋内スポーツで、決着がつくまで延長戦をするようなゲームだといいと思います。

 

それから、楽天が8試合も消化不足であることにも驚きました!
もしかしたら楽天の快進撃には日程的に余裕があったということも理由に含まれているかもしれません...。
この8試合はもちろん疲れの溜まってきたシーズン終盤に予定されています。
これがどのような影響を与えるのかにも注目です!