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清宮幸太郎の交渉権は日本ハムが獲得!背番号やポジションなど入団の注目ポイントを考えてみました。

こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

さて、プロ野球2017年のドラフト会議が10月26日に行われました。

注目されていた早稲田実業の清宮幸太郎選手は1位指名が7球団で競合し、抽選の末北海道日本ハムファイターズが交渉権を獲得しました。

これから入団交渉に入るところですが、今日の記事では清宮選手日本ハム入団に向けての注目ポイントをいくつか考えてみたいと思います。

 

清宮幸太郎を7球団が1位指名

10月26日に行われたドラフト会議では、ロッテ・日本ハム・楽天・ソフトバンク・ヤクルト・巨人・阪神の7球団が清宮幸太郎をドラフト1位で指名しました。

ドラフト前の情報ではソフトバンク・日本ハム・ヤクルト・巨人・阪神の5球団が指名確実と言われていました。

これらの球団は予想通り1位指名をしています。

他にもロッテ・楽天・DeNAが指名の可能性を示唆していて、最大8球団競合か?とも思われていましたが、DeNAは立命館大学の東克樹投手を指名しました。

 

7球団競合は1995年の福留孝介選手(当時PL学園)以来、歴代で2番目の多さになります。

ちなみにこの年、福留選手の交渉権は近鉄が獲得しましたが、福留選手は入団を拒否しました。

 

日本ハム清宮幸太郎の背番号はどうなる?

清宮幸太郎選手が日本ハムに入団する場合、背番号はどうなるでしょうか?

ファイターズ球団はおそらく、いわゆる「良い番号」を用意して契約交渉に望むでしょう。

ちなみに早稲田実業高校ではポジションがファーストだったため3番を着けていましたし、U-18高校日本代表でも3番を着けていました。

 

といったところで、ファイターズ現役選手の主な番号を見ていきたいと思います。

ちなみにファイターズの永久欠番は100番(大社義規氏)しかありません*1ので、現役選手が着けていない番号は即OKということになります。

選手名 備考 選手名 備考
1 斎藤佑樹 18番から変更直後 24 森本龍弥  
2 杉谷拳士   33 大田泰示  
3 田中賢介   50 宇佐美塁大  
4 飯山裕志 2017年で引退 51 石川直也  
5 レアード 2017から2年契約 55 マーティン 来季残留
6 中田翔 FA移籍? 60 郡拓也  
7 西川遥輝   61 姫野優也  
8 近藤祐介        
9 中島卓也        
10 清水優心        
11 大谷翔平 MLB挑戦?      
12 松本剛        
13 石井裕也        
14 加藤貴之        
15 空き        
16 有原航平        
17 浦野博司        
18 岡大海        
19 増井浩俊        
20 上原健太        

20番までの若い番号と、21番以降でよく見る番号や清宮選手に縁のありそうな番号を並べてみました。

その他の番号は選手名鑑|北海道日本ハムファイターズを御覧ください。

24・51・55あたりは好打者によく見る番号ですね。

それから、ホームランバッターということで60・61というプロ野球のシーズンHR記録(バレンティン選手の60本)にちなんだ数字も出してみました。

意味的にはアリそうですが見栄え的にはナシでしょうか。

 

といったところで、ご覧の通りほとんどの番号が埋まっています。

まず清宮選手が高校時代につけていた3番ですが、これは日本球界ではファイターズ一筋の田中賢介選手が着けています。

田中選手はファイターズへの貢献度が高い選手なので、清宮選手とはいえルーキーのために番号を変更することはないでしょう。

 

一桁で空いている番号には、2017年限りで現役を引退した飯山裕志選手の4番があります。

しかし、ファイターズ一筋20年の選手が着けていた番号を引退してすぐに清宮選手に渡すというのは考えにくいのかなと思います。

10番台で空いている15番は2017シーズンの途中で阪神へ移籍したメンドーサ投手が着けていました。

過去には20勝投手の工藤幹夫さんや辛口解説でおなじみの元投手・武田一浩さんらが着けていた番号で、どちらかというと投手が着ける番号の印象があります(過去には野手が着けていたこともありますが)。

 

他にも移籍によって空きになるかもしれない番号がいくつかあります。

可能性が高いのはMLB挑戦が確実視されている大谷翔平の11番です。

11番はダルビッシュ有→大谷翔平と受け継がれています。

投手が着ける番号のイメージがありますが、「チームの顔」がつけると考えれば清宮選手に渡すのもアリなのかなと思います。

 

FA移籍がささやかれている中田翔選手の6番も空きになるかもしれません。

6番は田中幸雄→中田翔と受け継がれていて、まさに「ファイターズの野手の顔」が着けてきた番号です。

中田選手が移籍確定ならありえますが、それでも交渉の時期もありますのでこれは難しいのかなと思います。

 

それ以外の選択肢で考えられるのは、例えば早稲田実業の大先輩王貞治さんにちなんだ1番

高校時代の3番を重ねて33番ということもあるかもしれません。

しかし1番は斎藤佑樹投手、33番は大田泰示選手の番号になっています。

斎藤投手は2017年開幕時に1番に変更したばかりですし、大田選手は2017年に主力として活躍しましたからこの2人を変更することは考えにくいのかなと思います。

 

日本ハム入団後のポジション争いはどうなる?

清宮幸太郎選手は高校時代はファーストを守っていました。

報道などの情報によればファースト以外は守れないくらいの守備力(肩の強さ)なんだそうです。

まだ18歳なのにそんなことあるのかと疑問ですが、これが正しければファーストしかできないということになります。

もしくは守備につかなくていい指名打者での出場という可能性もあるかもしれません。

ドラフト前から「清宮のためにセ・リーグも指名打者制を」というとんでもない議論があったように、この点はパ・リーグの球団に入るメリットでしょう。

 

どちらの場合にしても気になるのは現状の日本ハムの戦力です。

まずはファーストですが、これは不動の四番・中田翔選手のポジションになっています。

中田選手は背番号のところでも書いたようにFA移籍の可能性があり、もし退団することになれば清宮選手にとっては願ってもないことでしょう。

ただ、2017シーズンはファーストも守れるおにぎり君こと横尾俊建選手が結果を出しているので中田選手が退団しても、ポジション争いは必至と思われます。

 

指名打者の方ですが、2017年は大谷翔平選手・近藤健介選手・田中賢介選手らが主に起用されていました。

大谷選手がMLB挑戦したとしても、2017シーズン途中まで4割と打っていた近藤選手と勝負強いベテランの田中選手との争いはかなり厳しいでしょう。

近藤選手はライトでの起用も考えられますが、その場合は今シーズン外野手として活躍した大田泰示選手や松本剛選手らとの争いにもなります。

 

まとめると、日本ハム入団後のライバルとなるのは横尾・大田・松本あたりになりそうです。

 

高校時代のライバル履正社安田もパ・リーグ

高校時代に何かと清宮選手と比較されていた履正社の安田尚憲選手はいわゆるハズレ1位の抽選で3球団が競合しました。

抽選の結果、千葉ロッテが交渉権を獲得しています。

奇しくも同じパ・リーグ球団が交渉権を獲得しました。

両選手とも入団となれば、どちらが先に1軍の舞台に立てるのか?と言った話題が出てくるのは間違いないでしょう。

ちなみに同じチームで戦ったU-18高校日本代表では、打率は安田選手のほうが高く、本塁打は清宮選手のほうが多く打っていました。

 

村田修一選手の記事でも書きましたが、千葉ロッテは2017年シーズンに安田選手のポジションである三塁の選手起用でかなり困っていた印象があります。

現状の戦力を見ると安田選手のほうが先に1軍デビューする可能性もあるのではないでしょうか。

 

さいごに

以上、清宮幸太郎選手の日本ハム入団について気になるところを勝手に心配してみた記事でした。

いずれにしても背番号やポジションのことは今の所属選手(中田・大谷ら)の去就によるところが大きいと思います。

記者会見で清宮選手本人も言っていましたが、栗山監督はサプライズの多い監督ですから今後の動向に注目しましょう。