パ・リーグ2016のCS1stステージはソフトバンクが2連勝で突破しました。
短期決戦、負けたら終わりという中ではレギュラーシーズンとは違った戦いが見られました。
短期決戦というプレッシャー
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負けたら終わりのCS、選手にはとてつもないプレッシャーがかかっているものと思います。
そのプレッシャーとどう戦うか、逆に相手にプレッシャーをどうかけるかがこの2試合のキーポイントでした。
バントという選択
ピッチャーに対するプレッシャーの掛け方として得点圏にランナーを置くということがあります。
そのため、ソフトバンクは犠牲バントを多く使いました。
なんと2試合で5犠打、これは143試合で148犠打だったシーズンと比較すると2倍以上の割合になります。
犠打をうまく使うことで得点圏にランナーがいる場面で調子のいい打者や対戦成績のいい打者を迎え、ロッテ投手陣にプレッシャーを与えました。
先頭打者HRはプレッシャーを与えたか?
ロッテは清田選択がCS1st初の2試合連続先頭打者HRを記録しました。
一見華やかな先頭打者HR、実はホークス投手陣にはあまりプレッシャーにならなかったようです。
序盤に1発が出ても投手は「たった1点」と気持ちの切り替えができるようですね。
一方のロッテは先頭打者HRで勢いづいたように見えましたが、反面ちょっと大味の野球になっていたように感じました。
三振数も2試合で24でしたし、無死1塁での犠打ミス等も見られました。
リリーフ投手にかかるプレッシャー
この2試合で最も試合に影響したのはこれでしょう。
終盤に失点を許したロッテの投手には2試合ともプレッシャーによる明らかな乱調が見られました。
こればっかりは「経験」や「度胸」でしかどうにもできません。
精神論かよと思うかもしれませんが、やっぱり人間がやっている以上切り離せない部分ではあります。
最後に
短期決戦独特のプレッシャーと選手は戦っています。
プレッシャーに打ち勝つこと、プレッシャーを味方にすることは私たちにも必要なことです。
初戦に大活躍だった内川選手は「負けたら終わりなんだから割り切っていく」そうです。