こんにちは、なおしーです!
プロ野球のシーズンは終わってしまいましたが、昨日の野球ニュースはMLBのWSと早稲田実業高校の東京大会優勝のニュースで賑わっていましたね!
その中でも、今日は早稲田実業・清宮幸太郎選手について書きたいと思います。
清宮はなぜ5三振を喫したのか?
東京都大会決勝、春のセンバツ出場を賭けた大事な試合で清宮選手は5三振という散々な結果に終わってしまいました。
この理由は相手投手の徹底した清宮対策にあると考えます。
日大三高・左腕桜井のスライダー攻め
この試合、日大三高は背番号8の櫻井周斗選手が先発登板しました。
この櫻井選手は左投げで140km/hを超える直球と落差のあるスライダーのコンビネーションを持ち味とした投手です。
今回清宮選手はこのスライダー攻めに苦しみました。
【清宮打席詳細】
第1打席 1回2死走者なし。初球ボール。2球目スライダー空振り。3球目スライダー見逃し。4球目低めボールのスライダーを振って空振り三振
第2打席 3回2死走者なし。カウント2-2からワンバウンドになるスライダーを振って空振り三振
第3打席 5回1死走者なし。カウント0-2からスライダー見逃し三振
第4打席 7回1死一塁。カウン1-2から外へ逃げるスライダーを振って空振り三振
第5打席 9回無死一、三塁。カウン1-2から外へ逃げるスライダーを振って空振り三振
http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/1703950.html
ご覧のように、第1打席からスライダーの連投に加えて三振をしたボールは全てスライダーになっています。
なぜ清宮はスライダーが打てなかったのか?
清宮選手についてこのようなデータがあります。
清宮は打球方向に顕著な傾向が表れている。高校通算74本塁打のうち、左方向へのアーチは昨年5月の1本だけ。約9割が中堅より右方向だ。外角を攻められても、踏み込んでスイングスピードの速さで引っ張るケースが多い。投手の球速が上がれば、逆方向への長打も狙えることは昨夏の甲子園で証明済みだ。
http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/1723632.html
清宮選手がこれまでHRを量産できたのはこのバッティングスタイルにあります。
一般に、強打者には体から遠く長打の確率が低い外角のボールを投げます。
これに対し清宮選手は、外角のボールをジャストミートするため踏み込んで打つスタイルを取ってきました。
今回の5三振はこのスタイルによるものだと考えます。
なぜなら、左投手のスライダーは一度体に向かってきてから変化をするからです。
ピッチャーが投じた直後は体に向かって来るように感じるのですが、そこから変化してストライクゾーン付近を通過します。
ボールが一度体に向かって来ることによって清宮選手はいつもどおり踏み込むことができず腰砕けのようなスイングが目立ちました。
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清宮の今後に期待すること
今日の試合は注目度も高かったため、今後他校からも同様のスライダー攻めを受けることが多くなると思います。
しかし、幸いなことに春のセンバツまではまだ半年近くあります。
清宮選手には今回のことを自分の改善点がわかったとプラスに捉えこの冬の練習で克服してほしいと思います。
さいごに
今回は清宮選手は振るいませんでしたが、早稲田実業は清宮選手のあとを打つ1年生4番の野村選手の活躍で勝利しました。
早稲田実業が手強いのはこの点もあると思います。
左の清宮を対策しても右の野村が打つ、また逆も然りということですね。
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