こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。
プロ野球のキャンプが始まり、ついに球春到来といったところですね。
プロ野球と合わせて注目されるのが高校野球です。
2019年の夏の大会、第101回全国高等学校野球選手権大会の開催に関して、選手の体調を考慮した日程の改善があったのでそれについてまとめていきたいと思います。
夏の甲子園2019の日程が発表!
1月30日に行われた日本高野連の運営委員会で、2019年夏に開催される第101回全国高等学校野球選手権大会の日程が以下のように決まりました。
開幕は2019年8月6日(火)で、試合が行われる14日間に休養日2日を加えて16日間の戦いとなります。
日付 | 試合数 | 備考 | |
---|---|---|---|
第1日 | 8月6日 | 3 | 開幕日 |
第2日 | 8月7日 | 4 | |
第3日 | 8月8日 | 4 | |
第4日 | 8月9日 | 4 | |
第5日 | 8月10日 | 3 | 3試合 |
第6日 | 8月11日 | 4 | |
第7日 | 8月12日 | 4 | |
第8日 | 8月13日 | 4 | |
第9日 | 8月14日 | 3 | 3試合 |
第10日 | 8月15日 | 4 | |
第11日 | 8月16日 | 4 | |
第12日 | 8月17日 | 4 | 準々決勝 |
休養日1 | 8月18日 | 0 | |
第13日 | 8月19日 | 2 | 準決勝 |
休養日2 | 8月20日 | 0 | 新設の休養日 |
第14日 | 8月21日 | 1 | 決勝 |
新たに休養日が設けられるのは準決勝の翌日です。
甲子園での選手権大会はトーナメント制ですから、1回戦・2回戦のうちは試合の間隔がありますが、勝ち上がるに連れて徐々に短くなってきます。
そして、例年であれば準決勝日の翌日昼から決勝が行われていました。
そのため、チームによっては24時間も経たずに投手が連投するというケースもありました。
今回の変更のおかげで、そういった酷使をされるケースは無くなることになります。
報道によると高野連は
日本高野連の竹中事務局長は「日本一を決める試合に、できるだけいいコンディションで試合をさせてあげたい」と説明した。
とコメントしています。
本来はもっと試合と試合の間隔を開けてもいいのかなと思うのですが、甲子園球場を使える期間も限られていますので、増やすとすれば上のような理由から準決勝日の翌日ということになるのでしょう。
ちなみに、予定していた試合が雨天などによって3日以上順延となった場合は休養日を取らないことになっています。
3日順延した場合は休養日2が、4日順延した場合は休養日1がなくなります。
また、3試合日については例年と同じく、第5日と第9日に設定されることもわかっています。
試合開始時刻も変更!気温が上がる前に試合を始めることに
加えて変更となったのは3試合日の試合開始時刻です。
これまでは4試合日と比べると時間の余裕があったため、開始時間が遅く9時半に設定されていました。
これが、第101回大会からは3試合日も4試合日と同じく8時試合開始となります。
2018年8月10日の甲子園周辺の1時間毎の気温変化を見てみると、8時頃から気温が上がり始め10時過ぎには30℃を超え、それが続いています(西宮の観測点は1時間毎の変化が記録されていなかったので最も近い神戸の観測データを見ています)。
これまでの時間設定ですと、3試合日は気温が上がりきってってしまった10時前に試合が始まり、最も暑い時間帯に試合をすることになっていました。
この変更で少なくとも1試合目は気温が上がり切る前に試合をすることができ、選手の負担を軽減することができると思われます。
さいごに
以上、2019年の夏の甲子園、第101回全国高等学校野球選手権大会の開催日程についてまとめてみました。
高校野球の選手への負担についてはここ数年議論が活発になっています。
球数制限の導入を検討する都道府県が出るなど、大きな改革に乗り出すところもあります。
そういった中で、全国大会でこういった改善が行われるのは素晴らしいことだと思います。
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