出典:http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/01/45-2.php
こんにちは、テレビのニュースも見ているなおしー(@naoc2520) です。
最近、日本のことと同じくらい海外のニュースが報道されていますね。
主にはアメリカのトランプ大統領のニュースだと思いますが、そのトランプ大統領のニュースも含めた海外ニュースで気になる事があります。
日本語吹替がひどい
番組によっては外国人がしゃべっている映像に字幕だけでなく吹替の音声を当てているものがあります。
バリアフリー等の観点から考えると、様々な方に視聴していただくために外国語を日本語に吹き替えた音声を流すことはいいことだと思います。
しかし、ニュース番組によっては明らかに日本語訳以上のニュアンスを乗っけている吹替がみられます。
例えばトランプ大統領のニュースであれば、まるで彼が悪いことを企んでいるかのような口調で声を当てている物があります。
映像がないのが申し訳ないですが、映画の登場人物であればまるで地球を滅ぼそうとしているラスボスに当てられているような声です。
あの声を聞いて、「この人はいい人だ」と思える人はいないでしょう。
もちろん「いい人に見えるように放送しろ」というわけではありません。
しかし日本にとって、もしくは個人にとってその発言が良いことなのか良くないことなのかの判断を偏らせるものだと思います。
肉声の口調を忠実に再現しているものならそれは逆にありがたいことです。
演説などであれば特に、力が入って語気が強くなっているものもあるでしょう。
しかし中には、トランプ大統領のツイッターの文章の日本語訳を同じように悪の権化のような口調で言っている番組もありました。
実際に口に出したことではないのに。
ひどいものだと、ツイッターのスクショに怒ったような顔写真をくっつけているものさえありました。
こういったものは報道による味付けがされていると思わざるを得ません。
一方で、今日は金正男氏のニュースも報道されていました。
そのニュースの中には同じように彼が送ったとされるフランス語のメールが載っていましたが、吹替音声はまるで聖人であるかのような爽やかな声が当てられていました。
声が与える影響は大きい
声によってわたしたちが受ける印象は、「何を言うか」と同じくらい大きなことだと思います。
声優という職業があるくらいですし、同じことばでもどのような間で、口調で、抑揚で話すのかで内容の受け取り方が変わります。
一番は僕たちがそんな言い方に騙されずに情報の中身をしっかりと汲み取ることができればいのですが、それは難しいことです。
試しに、トランプ大統領の発言をすべて少年のキャラクターに声を当てるような声優さんでやってみたらどうなるのでしょうか?
悪ガキがいたずらをしようとしているくらいのニュアンスになるかもしれません。
さいごに
映画やドラマ、アニメなどの創作物ならば良いのですが、実際のニュースに過剰な吹替音声を当てることはやめてほしいです。
あくまでフラットに、実物を再現する程度の範囲にとどめてほしいと思います。
ニュースであっても、とうの昔からテレビなんて見ないという方が多いのもこういうことが原因のひとつなのでしょうか。