20代野球好きの生活界隈

2017年内にFA権を取得できるプロ野球主力選手をまとめました。2018シーズンに向けた大物移籍はあるか?

こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

2017年のプロ野球は開幕4カード目に入り選手起用等も少しずつですが固まりつつあります。

各球団ルーキーの活躍等も見られており、相変わらず見どころ満載です。


といったところで、早くもFA移籍に関する報道がでてきました。 

阪神の大和が国内FAの権利を取得したとのこと。

FA権は1軍の登録日数が積み重なることで取得できるのでシーズン途中での取得となるケースがほとんどです。
ということで2017年のシーズン中にFA権を取得する可能性がある主力選手をまとめました。

 

広告
 

 

FA権取得について

FAとはフリーエージェント(Free Agent)の頭文字を取ったものです。

FA権を取得し、それを行使すると球団の意向に関係なく個人で移籍交渉ができるようになります

日本プロ野球でのFA権には国内FA権と海外FA権の2種類があり、それぞれ複数年の1軍登録歴によって取得することができます。

2008年以降の入団選手選手は高卒選手であれば8シーズン、大卒・社会人卒の選手は7シーズンでFA権を取得します。

 

FA権を取得した場合、それを行使するかどうかは選手によります。

行使する理由としては大きく分けると次のような3パターンがあります。

  1. 年俸・契約年数
  2. 球団・地元愛
  3. 選手としての起用方

一番イメージが強いのが1番だと思います。

やはりお仕事で野球をやっているわけですから高いお給料で長く雇ってくれるところと契約したいですよね。

他の理由として2や3がありますが、例えば西武から楽天に移籍した岸孝之は2番、ソフトバンクから巨人に移籍した森福允彦は3番に当てはまります。

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

 

FA権取得可能な投手

増井浩俊(日本ハム)

オーナーズリーグ22弾/OL22 026F増井浩俊NB

オーナーズリーグ22弾/OL22 026F増井浩俊NB

 
年齢 33
プロ年数 8年目
ポジション 先発・抑え
投打 右投右打
出身地 静岡
年俸(推定)

2億2000万

2017年はWBC代表にも選ばれた増井浩俊。

平均球速が150km/hに迫る直球と落差の大きいフォークが特徴です。

2016年の奪三振率は7.89と高く、要所ではフォークを振らせて三振を奪うことができます。

2015年までは全試合が中継ぎ・抑えでの起用でしたが、昨年はシーズン途中から先発転向しました。

増井本人は抑えでの起用を望んでいるようです。

今年は2年契約の最終年*1でもあり、動向が注目されます。

 

谷元圭介(中日)

オーナーズリーグ23弾/OL23 027 F 谷元圭介 NB

オーナーズリーグ23弾/OL23 027 F 谷元圭介 NB

 
年齢 32
プロ年数 9年目
ポジション 中継ぎ
投打 右投右打
出身地 三重
年俸(推定) 1億

増井同様、2016年の日本一に大きく貢献した谷元圭介。

2013年までは先発での起用もありましたが、2014~2016年の3年間は中継ぎ起用になっています。

今シーズンは背番号が48から22に変わり、球団の評価の高さも伺えます。

高校・大学時代はともに東海地区でプレーしています。

 

涌井秀章(ロッテ)

年齢 31
プロ年数 13年目
ポジション 先発
投打 右投右打
出身地 千葉
年俸(推定) 2億5000万

31歳の若さで2度目のFA権取得となる涌井秀章です。

一度FA権を行使した選手は最短4シーズンで再取得することができます。

一部報道によると海外移籍の可能性もあると言われていましたが、年越しの末3年契約を結びました。*2
ですから当面のFA移籍はないということになります。

昨年オフにはモデルの押切もえと結婚もし、メジャー挑戦も現実味のある話だと思いましたが、契約が終わる頃には30代半ばになります。

 

唐川侑己(ロッテ)

千葉ロッテマリーンズ 唐川侑己 ?飛翔? [DVD]

千葉ロッテマリーンズ 唐川侑己 ?飛翔? [DVD]

 
年齢 28
プロ年数 10年目
ポジション 先発
投打 右投右打
出身地 千葉
年俸(推定) 5200万

平成元年生れの唐川侑己です。

FA移籍となれば平成生まれ初となります。

ですが出身は千葉ですし、起用についても一貫して先発起用です。

過去5年を見ても10試合以上先発登板できているので、特にFA宣言する理由はないと思われます。

牧田和久(西武)

牧田和久―埼玉西武ライオンズ (スポーツアルバム No. 45)

牧田和久―埼玉西武ライオンズ (スポーツアルバム No. 45)

 
年齢 33
プロ年数 7年目
ポジション 先発・中継ぎ・抑え
投打 右投右打
出身地 静岡
年俸(推定) 1億

毎年フル回転で活躍している牧田和久。

社会人からの入団のため33歳で初のFA権取得となります。

7年間で先発・中継ぎ・抑えすべてを経験し、2017年のWBCでも困った時の牧田頼りということがありました。

年俸も1億円と活躍に対しては安いので、起用の面も含めて牧田本人に思う所があればFA移籍の可能性はあります。

しかも契約交渉では複数年契約を提示されていますが拒否し、あえて単年契約を結んでいます。

FA宣言すればおそらく熾烈な争奪戦になるでしょう。

 

FA権取得可能な内野手

中田翔(日本ハム)

年齢 28
プロ年数 10年目
ポジション ファース・外野
投打 右投右打ち
出身地 広島
年俸(推定) 2億8000万

こちらも平成元年生れの中田翔です。

今や日本ハムでは不動の四番となりましたがFAについてはどのように考えているでしょうか?

出身地は広島県、出身高校は大阪桐蔭高校なのでカープや阪神への移籍の可能性はあります。

一応阪神が調査にでているという報道があり、広島出身の金本監督が交渉に臨むようです。

ちなみに中田翔はすでに結婚していますが、奥さんは大阪桐蔭高校時代の同級生だそうです。

そういった意味でも関西球団への移籍は大いにありえると思います。

今シーズンは1000試合出場と1000安打の達成を視野に入れているので、節目としてもいい年かもしれません

 

明石健志(ソフトバンク)

年齢 31
プロ年数 14年目
ポジション ファースト・セカンド
投打 右投左打
出身地 北海道
年俸(推定) 5500万

2016年は47試合の出場にとどまった明石健志。

主にセカンドとファーストでの出場ですが、レギュラーとはいえず便利屋的な起用が多くなっています。

年齢的にもひと勝負が必要なところにも思われます。

スタメンでの起用を希望してのFA宣言の可能性もあります。

 

大和(阪神)

大和(阪神タイガース) カレンダー 2015年

大和(阪神タイガース) カレンダー 2015年

 
年齢 30
プロ年数 12年目
ポジション セカンド・外野
投打 右投両打
出身地 鹿児島
年俸(推定) 5000万

すでにFA権を取得した阪神の大和。*3
外野手でのゴールデングラブ賞獲得経験がありますが、昨年はチーム事情のためほとんど試合でセカンドを守りました。

今シーズンも1軍にはいますが、セカンドのスタメンにはひとつ年上の上本博紀が多く起用されており、大和は途中出場が多くなっています。

入団以来阪神一筋12年ですが、他球団の反応次第では活躍の場を求めてFA宣言ということもあるでしょう。

FA権取得可能な外野手

岡田幸文(ロッテ)

年齢 33
プロ年数 9年目
ポジション 外野
投打 左投左打
出身地 栃木
年俸(推定) 4180万

ゴールデングラブ賞を2度受賞している岡田幸文です。

昨年まではコンスタントに100試合以上に出場していますが、ロッテの外野はライバルが多く今後どうなるかはわかりません。

選手会長も今年から同じく外野手の角中勝也に譲っており、身軽になっています。

秋山翔吾(西武)

年齢 29
プロ年数 7年目
ポジション 外野
投打 右投左打
出身地 神奈川
年俸(推定) 2億円

大卒選手のためプロ7年目でのFA権取得の可能性がある秋山翔吾。

今年は通算1,000本安打を狙える所まで来ています。

 

しかし、西武球団は流出阻止のため2016年オフに3年契約を結んでいます。*4
ですから最短でのFA宣言は2019年オフということになります。

年俸は2億円で、メヒアと中村剛也に次ぐチーム3番目の高額年俸。

西武としては攻守に欠かせない選手ですが、FA移籍に興味はあるでしょうか?

 

広告
 

 

T-岡田(オリックス)

年齢 29
プロ年数 12年目
ポジション ファースト・外野
投打 左投左打
出身地 大阪
年俸(推定) 1億円

本塁打王の実績もあるT-岡田。

2017年は選手会長もつとめ、オリックスの中心選手となっています。

昨年の契約更改は年俸1億円の3年契約を結びました。*5
怪我があったとはいえ、正直この年俸は安いんじゃないでしょうか。

金子千尋や平野佳寿に5億・3億はわかりますが、中島宏之に3億5千万も出すんであればこの人の年俸をもっと上げてあげてください。

しかし、契約は3年ですから最短でのFA宣言は2019年オフということになります。

 

俊介(阪神)

年齢 30
プロ年数 8年目
ポジション 外野
投打 右投右打
出身地 福岡
年俸(推定) 2400万

阪神の守備職人、俊介もFA権取得の可能性があります。

昨年はプレー中の怪我により出場数が激減しました。

阪神の外野は福留・糸井・髙山でほぼ確定しています。

もし誰かが怪我で欠けたとしても若手を起用する形になり、俊介のスタメン出場は難しいと思われます。

阪神にいれば守備固めでの出場はできると思いますが、スタメン出場を臨むのであればFA移籍が必須でしょう。

福留孝介(阪神)

年齢 40
プロ年数 12年目
ポジション 外野
投打 右投左打
出身地 鹿児島
年俸(推定) 2億3000万

再びのFA権取得の可能性がある福留孝介。

まだまだバッティングの方は衰え知らずで、昨年は打率3割と二桁本塁打を記録しました。

守備が衰えてもバッティングが良ければファースト等での起用も可能です。

単年契約ですが、年齢も事もあるのでおそらく阪神から出ていくことはないでしょう。

下園辰哉(横浜)

BBH2010 HUV SL下園 辰哉(横浜)

BBH2010 HUV SL下園 辰哉(横浜)

 
年齢 33
プロ年数 11年目
ポジション 外野
投打 左投左打
出身地 宮崎
年俸(推定) 2300万

2016年は代打での出場がほとんどだった下園辰哉。

2016年の74打席のうち61打席が代打での出場です。*6
DeNAの外野は筒香・梶谷・桑原・乙坂とぞくぞくと若手がでてきているので仕方ないことかもしれません。

契約更改では代打を極めると宣言していますが、まだまだ守備もいけるのではないでしょうか?

他球団であればスタメン起用もあるかもしれません。