こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。
さて、ついに福岡ソフトバンクホークスが2017年のリーグ優勝を決めました!
野球に関する話題を分け隔てなく扱っている当ブログですが、書いている中の人は福岡生れ福岡育ちのソフトバンクファンであります。
野球自体が好きなので、勝ち負けはあまり気にしていない方ですがやはり地元の球団が優勝してくれるのはうれしいですね。
ということで、今日は優勝を決めたソフトバンクの中から2017シーズンのMVPを受賞する選手を予想したいと思います。
なお、この記事内で記載している選手の成績は9月17日終了時点のものです。
パ・リーグMVP本命 デニス・サファテ
防御率 | 試 合 | 投球回 | 勝 | 負 | H | S |
1.14 | 63 | 63 | 2 | 2 | 3 | 51 |
奪三振 | 失 点 | 自責点 | 奪三振率 | K/BB | WHIP | |
99 | 9 | 8 | 14.14 | 9.9 | 0.7 |
本命はこの人、サファテ先生ことデニス・サファテです。
ホークス加入後から3年、毎年大活躍だったサファテですがなかでも今年は過去最高の活躍でした。
9月5日には藤川球児・岩瀬仁紀が持っていたシーズン46Sのプロ野球のセーブ記録を更新。
さらに記録を伸ばし、すでに51Sを記録しています。
複数の野球解説者から、このセーブ記録は当分破られないのではないのかという声さえ聞かれます。
セーブというものが元々「チームが勝たないと記録できない」という性質上、優勝チームの象徴とも言えるかもしれません。
先発が抑え、野手が得点し、ブルペンが繋いでこそ記録できるのがセーブです。
そういった側面からも考えると、MVPが最も優勝に貢献した選手のことを指すならば今シーズンのパ・リーグMVPはサファテが濃厚なのかなと思います。
過去に救援投手でMVPを受賞している投手には、2011年の中日浅尾拓也(7勝2敗10S 45H 防0.41)、1998年の横浜佐々木主浩(1勝1敗45S 防0.64)らがいます。
いずれも優勝球団から選出されていて、特に佐々木主浩はこの年、当時のシーズンセーブ記録を樹立しています。
シーズン途中には体調を崩した家族のためにアメリカへ一時帰国するというファミリー思いの一面も見せてくれました。
家族のことにも気を使いながらお仕事もちゃんとこなしてプロ野球記録を樹立したサファテ先生、さすがです。
パ・リーグMVP対抗 柳田悠岐
試 合 | 安 打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 |
128 | 137 | 30 | 1 | 30 |
打 点 | 得 点 | 三 振 | 四死球 | 盗 塁 |
98 | 93 | 122 | 94 | 14 |
打 率 | 出塁率 | 長打率 | OPS | 得点圏 |
.309 | .425 | .585 | 1.009 | .379 |
サファテ先生の対抗、野手としての本命は柳田悠岐でしょう。
今シーズンは主軸だった内川聖一の離脱以降4番も務め、チームの終盤の連勝に貢献しました。
個人成績の方ではシーズン途中まで、トリプルクラウン(三冠王)&トリプルスリーもあるではないかという活躍。
現状では打率は西武秋山、HR・打点はSBデスパイネとの闘いになっていて、もしかすると三冠いずれも逃してしまうかもしれません。
トリプルクラウンもトリプルスリーも難しそうですが、来季の年俸はトリプル億に乗るでしょうね(今年は推定2.6億でした)。
パ・リーグMVP大穴 東浜巨
防御率 | 先 発 | 投球回 | 完 投 | 完 封 |
2.67 | 23 | 155 | 2 | 1 |
QS | 勝 | 負 | 勝率 | 奪三振 |
16 | 16 | 4 | .800 | 136 |
失点 | 自責点 | 奪三振率 | K/BB | WHIP |
47 | 46 | 7.9 | 3.24 | 1.12 |
大穴としては先発ローテの一角として、大躍進の年となった東浜巨。
いわゆる工藤塾からの出世頭で、工藤監督が作ったチームのの象徴的な選手と言えるでしょう。
今シーズンは和田・千賀・武田ら昨年までの主力投手が相次いで戦線を離脱した中、1年間ローテーションを守り抜きました。
その結果自身初の二桁勝利を達成し、西武菊池雄星と最多勝争いをしています。
現在の勝ち星は背番号と同じ16勝、残り試合数も考えると18勝くらいはいけるのではないかと思います。
これが20勝まで届いていればサファテ先生の対抗になれるくらいの評価だと思いますが、18勝では厳しいでしょう。
しかし、ホークス優勝の最高の功労者の一人であることには間違いありません。
MVPの選出方法
さいごにプロ野球のMVPの選出方法を紹介します。
MVPの選出は記者投票で行われます。
具体的には新聞、放送、通信各社に所属していてプロ野球関係部署の担当者が投票権を持っていて、各人が1位~3位に投票します。
そして1位には5点、2位には3点、3位には1点が加えられ、その合計点が最も高かった選手がMVPに選ばれるという形式です。
昨年は約270名の投票が行われていて、おそらく今年も同数程度になるのではないかと思われます。
余談ですが、昨年のパ・リーグMVPは日ハム大谷翔平が254の有効票数中の1位票を253も獲得するというまさに満場一致での受賞でした。
記者投票での選出でよく言われていることに
- 印象に残った選手が強い
- タイトルを獲得した選手が強い
- 記録上の貢献度とは必ずしも一致しない
などがあります。
この点から考えるとやはり今年は最多セーブを日本新記録で達成するサファテの受賞が硬いのかなと思います。
過去の事例で言うと、2013年にはシーズン本塁打記録を更新したヤクルト・バレンティンが最下位球団から選ばれるということもありました。
3つ目の「記録上の貢献度とは一致しない」というところはベストナインやゴールデングラブ賞やでもよく話題になっているところです。
最近はセイバーメトリクスから生まれたWARやUZR、DRSなどの新たな指標による評価と実際の投票結果が異なることが多く、印象によって選ばれているということが逆に裏付けられる結果になっています。
MVPの発表は例年通りであればおそらく11月の下旬ころになるのではないかと思います。
ちなみに、昨年の発表は11月28日でした。
まだまだ発表まで日がありますが、それまでにプロ野球はCS・日本シリーズと目が離せません。