こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。
さて、WBCは早くも2次ラウンドを迎えます。
日本代表侍ジャパンはプールAの通過国オランダ・イスラエル、プールBの通過国キューバで作られるプールEにはいります。
2次ラウンドでも第1ラウンド同様、同グループの3カ国と総当り戦を行います。
日程等についてはこちらの記事をご覧ください。
2次ラウンドの初戦は12日に行われるオランダ戦です。
また、オランダの先発はソフトバンクに所属するリック・バンデンハークがつとめることが決まっています。
バンデンハークは2015年から2年間日本球界でプレーしています。
バンデンハークの特徴
2015年から2年間ソフトバンクでプレーしています。
特に2015年は15試合に先発して9勝0敗勝率100%という脅威の数字を残しました。
2016年も開幕から5連勝しNPB記録となる初登板からの14連勝を達成しましたが、シーズン途中に疲労蓄積等の理由で2軍落ち。
13試合に先発して7勝3敗という結果でした。
外国人選手としてはめずらしく、すでにソフトバンクと2019年までの複数年契約を結んでいます。
もともとメジャーや韓国球団も経験していて移籍に慣れていることもあるので、ソフトバンクも囲っておきたいのでしょう。
テークバックが小さく、ボールの出どころが見にくそうなフォームが特徴です。
上の動画でも直球にかなり振り遅れているのがお分かりいただけると思います。
球種は150km/hを超える直球と130km/h台のスライダーを主に使っています。
数値で見ると、奪三振率という指標が非常に高いのが特徴です。
奪三振率とは、この投手が1試合投げると大体いくつ三振を取るか?ということを表しています(奪三振数 ÷ 投球回 × 9で求める)。
バンデンハークの奪三振率はNPBの2年間通算で10.9となっています。
つまり、1試合投げると平均で11個、1イニングに1個以上三振を取るということになります。
この数字は2016年のリーグ奪三振王だった菅野智之の9.29と則本昂大の9.97を上回っています。
侍ジャパンとバンデンハークの対戦成績
データで楽しむプロ野球の数値参考にしています。
過去2年間でバンデンハークと対戦歴のある選手は計8名でした。
侍ジャパンの野手は15人なので約半数ということになります。
対戦成績は次のとおりです。
サンプルがあまり多くないのですが、めちゃくちゃ打っているという選手はいないようです。
気になるのは田中のHRと秋山の6三振くらいでしょうか。
13打席で6三振ということは相性は良くないでしょう。
キーとなるのは最も対戦数の多い中田翔でしょう。
対戦成績は良いとはいえませんが、この大事な1戦で過去の経験をどれだけ活かせるかに注目です。
バンデンハーク対策は?
WBCのキーとなるのは球数制限です。
三振を取って抑えるタイプのバンデンハークと球数制限は相性が良いとはいえません。
投球スタイルを変えてくるという可能性もあります。
実際、前回登板の韓国戦では4回62球で奪三振は0という内容でした。
映像を見ていないので確証はないのですが、打たせて取るスタイルでいったのではないかと思います。
そのため韓国打線は被安打3与四球2とチャンスを作っています(結果、2併殺で潰していますが)。
侍ジャパン打線は盗塁やバントなどを駆使して、同じ轍を踏まなければ大いにチャンスはあると思います。
また、2番手以降は難しいピッチャーはいないという話です。
試合を通して考えるのであれば、しっかりボールを見極めて球数を稼ぎ、バンデンハークを早めに降ろすというのも手かもしれません。
2次ラウンドは球数制限が80球になりますが、上手くいけば5回途中くらいで降板させられるでしょう。
2次ラウンドも初戦は大事
2次ラウンドは1次ラウンド以上に厳しい試合になると思います。
まずは初戦のオランダ戦を取ることで残りの試合に余裕を持って望みたいですね。
侍ジャパンの先発はキューバ戦で好投した石川歩投手。
初戦は緊張がかなりあったように見えましたが、いつもの飄々としたスタイルが見られることを期待しています。
それから敵ですが、オランダの内野陣には注目です。
僕の注目しているシモンズがショート、ボガーツがサードを守っています。
【随時更新中!】侍ジャパン個人成績
試合終了後に個人成績を更新していますので、ブックマークされると便利ですよ。