こんにちは、球春到来に歓喜しているなおしー(@naoc2520) です。
さて、プロ野球の開幕前に開催されるWBCの話題です。
キャンプ開幕と同時に驚きのニュースが入ってきました。
それは、大谷翔平の投手としてのWBC出場辞退!
二刀流で日本球界を湧かせている若武者の世界大会初陣だっただけに非常に残念です。
しかし、残念というだけで終われないのが野球ファンの性です。
投手辞退とか言ってるけど、野手(打者)としてはどうなるの??
野手ならどこで出るの??
投手で考えてるって言ってたけど、大谷の代わりに投手は呼ばないの??
これだけ大谷って言って盛り上げたのにどうするの??
などなど、疑問がたくさん。
ということで、今日はこの大谷出場辞退についてのニュースを読んでいきたいと思います。
大谷翔平辞退の原因は右足首痛。野手としてなら出場できる?
大谷選手の辞退の理由は右足首痛のようです。
発端は昨年の日本シリーズでの走塁で、さらに11月の侍ジャパン強化試合でも状況は悪化したそうです。
右足というと、投手としては軸足になる方ですから投手として出場するのは難しいだろうと思います。
また、走塁でベースを踏んだときに傷めているということから野手としてもフルで出場するのは難しいのではないかと思われます。
特に大谷本人、日本ハム球団としてはシーズンの活躍やシーズン後のメジャー移籍を考えるとここで無理をしてしまうのは良くないと考えるのは自然でしょう。
野手で出場となった場合でも問題はあります。
どこの守備につくかということです。
走るのは無理ということであれば打つだけのDHでしょうか?
しかし、DHは山田哲人か筒香嘉智の説が有力です。
特に山田哲人をDHにすると菊池をセカンドで使えるというので、収まりがよくこのオーダーの予想が多く見られました。
ケガの大谷をDHに入れて山田が控えなんてもったいない気もしますよね。
そして何より、WBCの規定には「投手を13名以上登録しなければならない」というものがあります。
現状の投手陣は大谷を含めて13人ですから、大谷を野手登録に変更した場合は大谷以外の野手を一人落選させ投手を追加登録するということになります。
これは現実的にはあり得ないでしょう。
代表監督とは言え選手を球団から借りているようなものですから、一旦招集を決めた選手を他の選手の理由で落選させるとはとても考えにくいです。
大谷の辞退を小久保監督は聞いてなかった?
こんな記事がありました。
考えられません、こんな重大事項を知らなかったなんて。
寝耳に水のエース離脱だった。「今日突然、そういう発表ということで詳細は全く把握していないので」。予想外の事態に、小久保監督の言葉も歯切れが悪い。代替選手を含めたチーム編成についても「これからです」と話すにとどまった。
(上記記事から引用)
WBCを盛り上げていこうというところなのに、こんなことではいけません。
一方の日本ハム球団は事前に伝えたと言っているということまで報道されており、ますますイメージダウンです。
個人的には大谷が出る出ないということよりも、球団側と小久保監督の意思疎通がしっかり取れていなかったことのほうが問題だと思います。
投手大谷が辞退したら代わりは誰になるのか?
代わりに招集があるとすれば、SBの武田翔太が有力のようです。
武田は11月の強化試合では招集されていましたが、本戦のメンバーからは落選していました。
小久保監督の中では、次点として用意していたんでしょうね。
元所属球団のSBということもあるので声をかけやすいというのもあると思います。
他の候補としては同じく強化試合に招集されていた巨人田口、広島野村らが考えられます。
なお、WBCのメンバー登録は2月6日までとなっています。
あまり時間はなく、ここまでに小久保監督が決断するものと思われます。
主力と思われていた大谷の突然の離脱に現場は驚きが大きいと思いますが、賢明な判断をしてほしいですね。
加えて大谷辞退のニュースに燃えているのは同世代の藤浪晋太郎です。
藤浪はすでに招集されていますが、小久保監督がフジテレビのHERO’Sに出演した際、「頭から行くのは菅野・大谷・則本・石川。藤浪は第2先発だ」と言う話をしていました。
第2先発とは、先発投手の球数次第で終盤に繋ぐ役割で球数制限のあるWBC独特のものです。
中継ぎと同じで途中から投げるのですが、長いイニングを投げる可能性もあり少し難しい役回りだと思います。
藤浪本人としても阪神では先発一本でやってきているので、大谷の代わりとは言え世界の舞台でまっさらなマウンドに立ちたいという気持ちは強いでしょう。
WBC辞退で大谷の価値は変わるか?
タイトルには「失望」とありますが、中を読んでみると「残念」程度のようですね。
私個人としては、MLB選手相手でも通用するのは間違いないと思っています。
もし無事に登板することが出来ていたら、今シーズン終了後には大谷争奪戦が過激化することは間違いなかったでしょう。
今回そのお披露目が無くなったことで大谷のメジャー移籍に少なからず影響は出るでしょう。
また、今回のことで「怪我持ちで、しかもクセになっている」というのが公になってしまったことでもMLBの評価を下げると思います。
しかし、実際にMLBの選手と対戦する姿が見られないというのは大谷にとっても残念でしょうね。
さいごに
これまでは明るい話題を提供してきた大谷翔平ですが、今回のニュースは非常に残念でした。
あと気になるのは、マスコミがどうやってWBCを盛り上げるかですね。
何にもなければ大谷一色の事前報道になるところだったと思うのですが、そうは行かなくなってしまいました。
しかし大谷に頼れなくなったことで他の選手をもっと取材してくれることになると思うので、新しくクローズアップされる事が増えて個人的にはとても嬉しいです。