こんにちは、映画も大好きななおしー(@naoc2520) です。
さて、1月28日(土)に公開になった「破門 ふたりのヤクビョーガミ」を早速映画館で見てきました!
原作は直木賞受賞作品
原作は黒川博行さんの小説「破門」です。
疫病神という小説から続く疫病神シリーズの第5作で、第151回の直木賞を受賞しています。
恥ずかしながら私は原作未読でした。
映画は非常に楽しめたのでこれからチェックしようと思います。
ちなみに「破門」の続編となるシリーズ第6作「喧嘩」も2016年12月に発表されています。
映画は続きがありそうな感じで終わっていたので、続編もチェックしてみたいと思います。
感想・ネタバレ
ここからは素直な感想を書いていきたいと思います。
ネタバレを含むと思いますので、気になる方は注意してください。
あらすじ
映画プロデューサーの小清水が持ち込んだ映画企画に、二蝶会の若頭が出資をすることとなったが、小清水は映画製作の金を持ったまま行方をくらましてしまった。二蝶会の強面ヤクザ桑原は経営コンサルタントの二宮を巻き込み、資金回収のために奔走。桑原は邪魔をするゴロツキ2人を病院送りにする。しかし、その相手はなんと本家筋の構成員。これが原因で組同士の揉め事へと発展し、追う立場だった桑原と二宮がいつしか追われる側になってしまう。
あらすじと予告編からわかるようにヤクザ映画です。
主演は佐々木蔵之介さんと関ジャニ∞の横山裕さんです。
ヤクザなのは佐々木蔵之介演じる桑原だけで横山裕演じる二宮はヤクザにお世話になっているカタギの建設コンサルタントということになっています。
いわゆる凸凹コンビと言うんでしょうか、こういう2人の掛け合いがうまい映画は面白いですよね。
ストーリーは上の引用文のとおりなんですが、見どころはターゲットの小清水との騙し合いです。
マカオまで行って小清水を捉えようとするのですが、計4回くらいは逃していると思います。
ヤクザの佐々木蔵之介がカッコイイ
出典:http://eiga.com/movie/83318/photo/
一番の感想はこれです、
「佐々木蔵之介かっこよすぎる!」
これまであまり注目していたわけではありませんが、佐々木蔵之介のこんな役を見たことがないです。
にも関わらずめちゃくちゃハマってる、さすがといった感じです。
喧嘩をふっかけたりブチ切れたりして乱闘するシーンがけっこう多くありました。
見た目も髪をガッチリ固めて銀縁メガネにスーツというインテリヤクザスタイルが似合っています。
佐々木蔵之介演じる桑原が頬に菜箸を指したり、太ももにペンを突き立てるシーンがあったのでそういうのが苦手な人は要注意です。
横山裕はちょうどいい塩梅
佐々木蔵之介が演じる桑原の相方的な立ち位置なのが、関ジャニ∞の横山裕演じる二宮です。
桑原がバシッとスーツで決めたスタイルなのに対して、二宮はめちゃくちゃラフな感じです。
設定上は34歳ということで自分でおっさんというシーンもあるんですが、まるで大学生のような出で立ちです。
こういうところはジャニーズの方ならではで若く見えるんでしょうね。
普通の横山さんのキャラを良く知らないのですが、グータラ感はとても良く出ていたと思います。
笑いもある
役の立ち位置的に真面目に(?)ヤクザをやっている桑原に対して、カタギの二宮は少し引いています。
真面目すぎる桑原に二宮がツッコミを入れるシーンなんかはけっこうおもしろかったです。
いわゆるシリアスな笑いというやつですね。
ヤクザなのに「お前俺のこと嫌いになったんか!?」と聞いてしまうシーンなんかは思わず笑ってしまいました。
関西弁の北川景子がかわいい
出典:http://www.hochi.co.jp/entertainment/20160815-OHT1T50252.html
これは本編とは全く関係なのですが、二宮のいとこ役の悠紀として北川景子が出演しています。
この作品の登場人物はみんな関西弁なので、もれなく北川景子も関西弁でお芝居しています。
アノ見た目に関西弁は反則ですね!
私は九州人なので正しい関西弁なのかはわかりませんが、とってもよかったです。
売り方が残念
一つ言いたいのは映画の内容ではなく映画の売り方についてです。
関ジャニの横山さん主演だからなのかもしれませんが、予告や事前の宣伝がどうもジャニーズファンに寄せすぎじゃないかなと思いました。
疫病神をヤクビョーガミとしたり、イケイケヤクザという表現をつかったり若干安っぽく見えている気がします。
でも、実際見てみると内容も濃くて横山さん目当てじゃない人でも楽しめる映画だったと思います。
たまたまと思いますが、僕が見た公開日のレイトショーはたった5人での上映でした。
おもしろかっただけにちょっと残念でした。
さいごに
前にも書きましたが、横山さん目当ての人じゃなくても十分楽しめる映画だと思います。
逆に、佐々木蔵之介ファンの人は新たな佐々木蔵之介を見ることができると思うので超おすすめです。
個人的には今年一発目の映画館視聴だったのですが、とても満足のいく映画でした!