こんにちは、野球ブロガーのなおしーです。
さて、プロ野球も開幕して2カード目に入っています。
各球団おなじみの選手の活躍もさることながら、ニューフェイスの活躍も見られています。
そして今日、Koboパーク宮城で行われた楽天―ソフトバンク3回戦で中継ぎ登板した楽天のルーキー高梨雄平選手が初勝利を上げました!
この勝ち星は2016年に投手としてドラフト指名された全61選手の中で第1号になりました。
高梨雄平投手の初勝利までの流れと投球成績
出典:高梨雄平選手「プロ初勝利記念グッズ」発売決定!|東北楽天ゴールデンイーグルス
今日の楽天先発は5年目の森雄大でした。
森は3回までノーヒットピッチングと好調、楽天打線も3回に二番ペゲーロの2ランHRで2点を先制します。
しかし、森は4回に3四球と突如乱れ無安打で失点を許します。
そこで楽天の梨田監督はリードしているにも関わらず早々に森を諦め、5回のマウンドに高梨雄平を送りました。
高梨は2本のヒットを許しますが本多を三振、柳田を二ゴロに抑え5回を無失点で切り抜けました。
その後は4人の投手リレー(福山・森原・ハーマン・松井裕)で6~9回を締め、5回を投げた高梨が初勝利となりました。
ハイライト動画はこちらからどうぞ→【動画】4/6 イーグルス対ホークス ダイジェスト - プロ野球 - スポーツナビ「パ・リーグTV」
もちろん高梨の実力あってのことですが、状況から見るとかなりラッキーな勝ち星といえるのではないでしょうか?
1イニングしか投げていませんし、その後も4投手がしっかりと抑えてくれたおかげですからね。
自信にはしてほしいですが、今後のためにも謙虚に受け止めてほしいと思います。
「勝利投手」の規定についてはこちらをご確認ください→勝利投手 - Wikipedia
とはいっても、高梨は開幕からこの勝ち星を匂わせる活躍をしていましたね。
2日のオリックス戦、5日のソフトバンク戦でも登板して無失点に抑えていましたし、この状況で起用されるだけの信頼があったことは事実です。
まだ開幕6戦が終わったところですが、高梨の成績は次のとおりです。
防御率 | 0 |
---|---|
試合 | 3 |
勝利 | 1 |
敗戦 | 0 |
HP | 0 |
セーブ | 0 |
投球回 | 3 1/3 |
被安打 | 3 |
奪三振 | 4 |
与四球 | 1 |
与死球 | 0 |
失点 | 0 |
自責点 | 0 |
高梨雄平投手の基本情報
名前 | 高梨 雄平 |
---|---|
よみ | たかなし ゆうへい |
背番号 | 53 |
利き手 | 左投左打 |
身長 | 175cm |
体重 | 81kg |
生年月日 | 1992年7月13日 |
経 歴 | 川越東高校(埼玉) |
早稲田大学 | |
JX-ENEOS | |
ドラフト | 2016年9位 |
プロ野球でも希少な左のサイドスロー投手です。
左のサイドスローといえば巨人の森福允彦や、日本ハムの宮西尚生など代えのきかない中継ぎ投手のイメージがあります。
ちなみにこの二人共日本代表でのプレー経験があり、左のサイドスローがオンリーワンの素材であることがわかります。
上の動画でも話している通り、高校・大学時はサイドスローではなかったようです。
大学時代の投球フォームがこちら。
腕を小さく畳んで出どころを見づらくするフォームだったようですね。
元DeNAの藤井秀悟といい、現ソフトバンクの和田毅といい、早稲田大学の左腕にはこういう系譜があるのでしょうか?
大学時代は同じく楽天に所属している茂木栄五郎と同じチームでした。
茂木は大学卒業年でドラフト3位、一方高梨は社会人で1年を過ごしていますからプロ野球選手としては1年のギャップがあります。
今日のヒーローインタビューではその茂木選手に対するライバル意識も見せています。これから切磋琢磨して楽天を引っ張っていってほしいですね。
ロッテドラ1佐々木千隼も初勝利
開始時間の関係でタッチの差となりましたが、注目のロッテのドラ1佐々木千隼も初勝利を上げました。
こちらは日本ハム戦に先発して5回を投げ1失点。
先発投手としての役割を果たしての勝利投手となりました。
投球自体は5回で6四球と制球に苦しんだようです。
一方で三振は5つ奪っており、要所をしっかりと抑えていました。
【動画】【1回表】お見事!! マリーンズ・佐々木が最初の対戦打者からプロ初奪三振!! 2017/4/6 M-F - プロ野球 - スポーツナビ「パ・リーグTV」
今後もニューフェイスの活躍に注目!
結果が出るでないにかかわらず、ニューフェイスの登場にはロマンがありますね。
楽天では高梨だけでなく、森原康平・菅原秀の2投手もデビューしています。
他球団を見てみると、西武の3位指名だった源田壮亮は開幕後5試合全てに出場しています。
巨人の3位指名谷岡竜平と4位指名の池田駿も1日に初登板しており、共に無失点ピッチングを見せています。
DeNAの1位指名、濵口遥大は2日に先発登板しましたが、5回4失点で初勝利とはなりませんでした
他にも広島の1位指名、加藤拓也は7日のヤクルト戦に先発予定です。
新人王争いも気になるところです。