こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。
さて、2017年のプロ野球は年間表彰も終わりシーズンオフとなっています。
しかし話題には事欠かず、ストーブリーグと言われる球団移籍や契約更改のニュースが連日報道されています。
といったところで、2017年に国内FA権を取得した元阪神の大和選手がFA権を行使して横浜DeNAベイスターズに移籍することが決まったとの報道がありました。
ここ数年で勝てる集団となったDeNAですが、大和選手が加入することでどんな影響があるでしょうか?
今日は大和選手の移籍に関するアレコレについて考えてみたいと思います。
大和選手の略歴
登録名 | 大和(やまと) |
---|---|
本名 | 前田 大和 |
生年月日 | 1987年11月5日 |
出身 | 鹿児島県 |
高校 | 樟南高校 |
入団 | 05年高校生ドラフト4位 |
経歴 | 阪神(06-17)~DeNA(18- ) |
投打 | 右投両打 |
ポジション |
セカンド ショート 外野 |
タイトルなど | ゴールデングラブ賞(2014外野) |
大和選手の最大の特徴は内外野複数のポジションを守れるユーティリティ性です。
高校時代はショートでしたが、プロ入団後は当時絶対的なショートだった鳥谷敬の影響か、セカンドでの起用が多くありました。
しかし、平野恵一や西岡剛らセカンドを本職とする有力選手の加入があり、それ以降は外野(センター)での起用が多くなっていました。
どのポジションでも人並み以上にこなせる守備力があるので、阪神のチーム事情によってポジションをコロコロと変えられていた印象があります。
プロ通算では一塁や三塁の守備についた経験もあります。
2017年シーズンは主にセカンドとショートでの出場で、それぞれ48試合と56試合で守備についています。
さらに外野での出場も5試合ありました。
打撃の方では元々は右打だったのですが、2017年から両打に挑戦しています。
両打初年度となった2017年は左打席でも打率.270を記録し(右打席は.298)、打撃の方でもユーティリティ性を発揮しています。
大和選手とDeNAの移籍契約
報道によると大和選手とDeNAの今回の契約は3年総額3億円だそうです。*1
阪神での最終年の推定年俸は5000万円でしたから、単年で見ると年俸は倍以上になったとみられます。
背番号は阪神時代の0から9へ変更となりました。
DeNAベイスターズでの大和選手のポジションは?
報道によると、FA移籍とはいえベイスターズは大和選手のレギュラー起用を確約するわけではないそうです。*2
しかし、やはり大和選手の守備を期待してセカンド・ショート・センターでの起用となるでしょう。
DeNAのチーム事情を考えると、2017年はショートは倉本寿彦選手、センターは桑原将志選手がポストシーズンも含めた全試合にスタメン試合に出場しています。
一方で固定されていなかったのはセカンドの選手です。
2017年のDeNAベイスターズのセカンドでスタメン出場した選手とその試合数はこんな感じでした。
選手名 | スタメン試合数 | 備考 |
---|---|---|
柴田竜拓 | 47 | |
田中浩康 | 42 | |
石川雄洋 | 40 | |
エリアン | 6 | 退団 |
宮﨑敏郎 | 5 | サードへ |
山下幸輝 | 2 | |
飛雄馬 | 1 |
開幕当初は全く固定されておらず、ベテランの田中浩・石川の併用にときどき宮崎やエリアンをはさみながらという感じでした。
紆余曲折を経てシーズン終盤にやっと若手の柴田に固定されたという流れでした。
こういった経緯を考えるとセカンド起用の可能性が高いのではないかと思います。
しかし、DeNAファンの中にはショートの倉本選手の守備の脆さから、ショートは倉本選手ではなく大和選手で!という言う声もあります。
2017年の倉本選手は、シーズン途中から9番ショートとして定着し、打撃面では得点圏打率リーグ2位で打点49という活躍でしたが、守備面ではDELTAのUZRで-17.0と規定到達したセ・リーグの野手では最下位でした。
たしかに143試合出場した実績はありますが、ネット上では倉本選手のアレな守備gifが出回るなどかなり悪い印象を受けます。
一方で、ラミレス監督は倉本選手を高く評価しているとの報道もあり、どのような起用になるのか注目です。
DeNAベイスターズでの大和選手の打順は?
打順については守備が決まってからという事も考えられますが、DeNAの状況を整理しておきたいと思います。
2017年のDeNAで打順が固定されていたと言えるのは1番桑原選手、345番のロペス選手・筒香選手・宮崎選手、8番投手、9番倉本選手でしょう。
となると、空いているのは2番6番7番となります。
ここでのキーマンはこの267番をウロウロしていた梶谷選手。
個人的には2番梶谷選手がしっくり来るのではないかなと思っていて、そうなると大和選手は67番になると思われます。
阪神では7番ショートという起用が多かったのでそれも踏まえて、ざっくりと並べてみるとこんな感じでどうでしょうか。
打順 | 選手 | 守備 |
---|---|---|
1 | 桑原将志 | 中 |
2 | 梶谷隆幸 | 右 |
3 | ロペス | 一 |
4 | 筒香嘉智 | 左 |
5 | 宮﨑敏郎 | 三 |
6 | 戸柱恭孝 | 捕 |
7 | 大和 | ニ |
8 | 投手 | 投 |
9 | 倉本寿彦 | 遊 |
守備のところでも書きましたが、倉本選手を外してショートを大和選手、セカンドを柴田選手で考えてみましょう
柴田選手が入るときは2番を打つことが多かったので、梶谷選手を動かすとこんな感じでしょう。
打順 | 選手 | 守備 |
---|---|---|
1 | 桑原将志 | 中 |
2 | 柴田竜拓 | ニ |
3 | ロペス | 一 |
4 | 筒香嘉智 | 左 |
5 | 宮﨑敏郎 | 三 |
6 | 梶谷隆幸 | 右 |
7 | 嶺井博希 | 捕 |
8 | 大和 | 遊 |
9 | 投手 | 投 |
もちろんどちらかに固定ということではなく、倉本・柴田・大和らの二遊間でこれらの打順をローテーションして起用するということもあるでしょう。
さいごに
2017年、3位から日本シリーズ進出を決めて勢いのあるDeNAにとって、大和選手の加入はさらなる追い風になるのではないかと思います。
近日中に入団会見が行われるとのことなので、そこで大和選手本人やラミレス監督からどのような話があるのか注目です。