こんにちは、なおしー(@naoc2520) です。
今日は前回のセ・リーグ編に引き続き、プロ2年目以降で新人王(最優秀新人賞)の獲得を期待する選手のパ・リーグ編を紹介したいと思います。
新人王(最優秀新人賞)の資格
入団2年目以降であっても次のすべての項目に当てはまる選手は新人王を獲得する資格があります。
- 海外のプロ野球リーグに所属した経験がない
- 初めて支配下登録されてから5年目以内である
- 投手としての1軍の登板イニングが30イニング以内
- 打者としての1軍の打席が60打席以内
要は入団2年目以降であっても、1軍での出場数が少ない選手は資格を持っているということです。
詳しくはセ・リーグ編をご覧ください。
新人王を期待する2年目以降の選手(パ・リーグ編)
それでは、本編にいきましょう。
パ・リーグはセ・リーグに比べて候補となる選手が多かったので、かなり迷いました!
笠原大芽(ソフトバンク)
左投右打 投手
1995年1月20日生
試合 | 回 | 勝 | 負 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|
通算(4年) | - | - | - | - | - |
2016年2軍 | 22 | 128.1 | 9 | 4 | 2.52 |
2016年のウエスタン・リーグ新人王を獲得したソフトバンクの笠原大芽です。
福工大城東から2012年のドラフト5位でソフトバンクに入団しています。
つまり今年5年目になります。
しかし1軍での登板は一度もなく、高卒からソフトバンクが育ててきた選手と言っていいでしょう。
140km/h台後半のストレートと角度のあるスライダーが武器です。
また、U-23の代表のエースとしてW杯優勝に貢献しました。
本来は先発タイプですが、ソフトバンクの1軍の事情によっては中継ぎでの昇格もあるのではないかと思っています。
ここ数年のソフトバンクでは、攝津と千賀が中継ぎで結果を出してから先発転向という形で成功しています。
左の中継ぎエースだった森福が移籍したこともあるのでこの枠に入れる可能性もあります。
平沢大河(ロッテ)
右投左打 内野手
1997年12月24日生
試合 | 打席 | 本塁打 | 打点 | 打率 | |
---|---|---|---|---|---|
通算(1年) | 23 | 53 | 0 | 3 | 0.149 |
2016年2軍 | 81 | 328 | 7 | 34 | 0.212 |
2016年からロッテが売り出している平沢大河です。
仙台育英高校から2015年のドラフト1位でロッテに入団しています。
プロとしては小柄ながら身体能力が高く、三拍子そろったユーティリティプレイヤーです。
2016年はまぁまぁ試合に出ていた印象でしたが、新人王の資格は残っています。
もしかすると意図的に残したのかもしれません。
ロッテは今年、退団したナバーロに代わってショートでベストナインを獲得した鈴木大地をセカンドにコンバートするようです。
そして、空いたショートの方を平沢も含めた若手に競わせるようです。
新人王のひとつの障害としてレギュラー選手を追い越して試合に出続けられるかということがあります。
平沢の場合、出場機会があるという意味では一番新人王の可能性が高いといえるでしょう。
野田昇吾(西武)
左投左打 投手
1993年6月27日生
試合 | 回 | 勝 | 負 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|
通算(1年) | 22 | 18.1 | 0 | 0 | 3.93 |
2016年2軍 | 33 | 50 | 4 | 3 | 3.96 |
すでに1軍でホールドを記録している野田昇吾です。
社会人西濃から2015年のドラフト3位で西武に入団しています。
身長は167cmしかなく、プロ野球選手としては最低身長の部類に入ります。
しかし、右手を大きく使ったダイナミックな投球フォームから140km/h台後半の直球を放ります。
試合数と投球回の関係からもわかるように、昨年は中継ぎ・ワンポイントでの起用がほとんどでした。
シーズン中盤からの出場でしたが、ホールドを4つ記録しているのでシーズン通して起用されることができればそれなりの結果を残せるのではないかと思います。
最近では中継ぎ投手でもDeNA山﨑・ロッテ益田らが新人王を獲得しています。
真砂勇介(ソフトバンク)
右投右打 外野手
1994年5月4日生
試合 | 打席 | 本塁打 | 打点 | 打率 | |
---|---|---|---|---|---|
通算(4年) | - | - | - | - | - |
2016年2軍 | 90 | 344 | 7 | 44 | 0.295 |
にわかに注目を集めているソフトバンクの真砂勇介です。
西城陽高校から2012年のドラフト4位で入団しています。
上で紹介した笠原と同世代で、プロ5年目ということになります。
ここまで1軍での出場はありません。
笠原と同じくU-23代表に選出され、全試合で4番をつとめたことで注目を集めました。
また、ソフトバンクの柳田がかわいがっていて「柳田2世・右の柳田」とも言われているので球界の注目度は高くなっています。
能力は期待するに十分だと思うんですが、問題はソフトバンクの選手層の厚さです。
外野手だけでも柳田・中村・吉村・城所など、レギュラー候補が大勢います。