こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。
さて、プロ野球で特に打撃が印象的だったチームには「〇〇打線」というような呼称がつくことがありますよね。
過去には
- マシンガン打線
- ビックバン打線
- ダイハード打線
- いてまえ打線
などがありました。
名前を聞くと選手のラインナップや名場面が思い浮かぶもという方も多いのではないでしょうか?
ところで、2017年のプロ野球で早くもこのような〇〇打線という呼称が誕生しつつあるようです。
それがIPアドレス打線です。
そもそもIPアドレスとは?
IPアドレス打線の話をする前に、IPアドレスについて簡単に説明したいと思います。
専門ではないので、次のサイトを参考にしました。
IPアドレスとは、インターネットやLANなどのIPネットワークに接続されたコンピュータなどに割り振られる識別番号のことです。IPアドレスは、IPネットワーク上の住所または電話番号のようなもの。
IPアドレスは、コンピュータ内部では2進数で処理されることから、32ビットの整数値で表されます。しかし、人には2進数はわかりにくいため、分かりやすくするために32ビットの整数値を8ビットずつ4つに分割して10進数でIPアドレスを表します。
少し難しい言葉が並びますね。
整数値とは、0と1のことです。
IPアドレスは、32個並んだ0と1を1セット8桁の計4セットに分けて、それぞれを3桁の10進数に変換したものだそうです。
例えば「192.168.2.1」のような形をしています。
8桁の2進数を10進数に変換すると、表せる数は最小が0で最大は2^8-1=255となります。
つまり、IPアドレスの見た目は0~255までの数が . を挟んで4つ並んでいるということになります。
IPアドレス打線とは?
上の説明からお察しかと思いますが、IPアドレス打線とは打率.255以下の選手が並ぶ打線のことを言うそうです。
つまり、IPアドレス打線という言葉はとても不名誉な呼称ということになります。
冒頭に紹介した打線の呼称が、「なかなか攻撃が終わらない!」とか「どこからでも1発がある!」などという意味なのに対して、IPアドレス打線とは貧打を極めたという意味になるでしょう。
IPアドレス打線を誕生させてはいけない
実はこのIPアドレス打線、正確にはまだ実現していません。
実現はしていませんが、実現させてしそうなチームがあるということで少しずつ言われるようになってきたようです。
そのチームとは千葉ロッテマリーンズです。
では実際に、5月14日のロッテ打線とその打率を見てみたいと思います。
打順 | 選手 | 打率 |
---|---|---|
1 | 清田育宏 | .171 |
2 | 柴田講平 | .158 |
3 | 鈴木大地 | .272 |
4 | ダフィー | .232 |
5 | 根元俊一 | .250 |
6 | パラデス | .155 |
7 | 荻野貴司 | .159 |
8 | 吉田裕太 | .125 |
9 | 平沢大河 | .224 |
確かに達成はしていませんが、スタメン9人中8人が当てはまってしまっています。
しかもチーム最高打率の鈴木大地も.272、もちろんチーム打率も1割台で貧打を極めてしまっているといっていいでしょう。
ロッテ打線の不調については、角中勝也の離脱、新外国人選手の不調など様々な原因があります。
ここから持ち返すのは簡単なことではないと思いますが、復調を期待したいと思います。
昨年3位のロッテがこの状況。
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おまけ(市外局番バッター)
ここからはおまけ。
これは体験談なのですが、小学生時代僕は「市外局番バッター」と呼ばれていた時期がありました。
その理由は、あるリーグ戦で31打数2安打で打率.065という考えられない低打率を記録してしまったからです。
この呼名がついたのは、僕がそのリーグ戦で初ヒットを打った試合の終了後でした。
おそらくこの時点で12打数1安打くらいだったと思います。
試合終了後、自分の中では初ヒットがでてとても嬉しい気持ちで弁当を食べていました。
すると、チーム成績をまとめていた監督が「市外局番より打ってないな」といい出したのです。
僕が住んでいる福岡の市外局番は092や093で、たしかにこれよりは低い数字でした。
ショックだけど、例えがうますぎて小学生ながら何とも言えない気持ちだったのを覚えています。
ちなみに、市外局番は北に行くに連れて小さい数字になっています(東京は03、北海道や東北は01~)。
つまり無安打が続けば続くほど打率は下がり、福岡から"北上"していくことになります。
2安打目を放った頃には一度広島あたりまで戻ってきた記憶がありますが、最終的には大阪当たりまで引き返してしまい、結局福岡に戻ることはありませんでした。