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2019年に名球会入りできそうなプロ野球選手はいる?【2000安打200勝250セーブ】

こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

さて、2018年11月24日に行われた「名球会ベースボールフェスティバス2018」はとても盛り上がったみたいですね。

僕は現地にはいけなかったのですが、ニュース記事やツイッターのタイムラインなどで楽しんでいました。

www.nikkansports.com

王貞治さんや山本浩二さんを始めとする大御所に加え、現役選手や現役監督などたくさんの名選手が出場していましたね。

2018年に新たに名球会入りした内川聖一や福浦和也も出場していました。

2019年は開催されるかわかりませんが、開催されるとすればまた新しい選手を加えることになるでしょう。

ということで今日は、2019年内に名球会入りできそうなプロ野球選手を紹介したいと思います。

 

名球会の入会資格は?

まずはじめに名球会の入会資格をおさらいしておきましょう。

名球会のホームページには以下のように書かれています。

会員資格は日米通算で打者が2000本安打以上、
投手が200勝以上、もしくは250セーブ以上で現在の会員は65人(投手16人、打者49人)。

引用元:投手|会員選手名鑑|日本プロ野球名球会公式ホームページ

つまり

  • 2000安打
  • 200勝
  • 250セーブ

のいずれかをクリアすれば入会することができます。

また、記録は日米通算でカウントすることができます。

 

2018年のシーズン終了時点では投手が19人で打者が49人と、打者のほうが多くなっています。

また、投手の19名のうち200勝をクリアした方が13名、250セーブをクリアした方が3名となっています。

 

2019年に名球会入りで来そうなプロ野球選手は?

ということで本題に入りましょう。

2019年に名球会入りで来そうな選手はいるのでしょうか?

2018年までの通算成績を加味して、2019年の1シーズンで2000安打・200勝・250セーブのいずれかをクリアしそうな選手を紹介したいと思います。

デニス・サファテ(250セーブ)

youtu.be

年度 セーブ 所属
2011 35 広島
2012 9 広島
2013 10 西武
2014 37 ソフトバンク
2015 41 ソフトバンク
2016 43 ソフトバンク
2017 54 ソフトバンク
2018 5 ソフトバンク
234 8年

 

まず一人目はシーズンセーブ記録保持者のデニス・サファテ(ソフトバンク)です。

2017年に記録した日本記録は54セーブでした。

1年間で名球会の資格の4分の1以上をクリアしたことになりますね。

2018年は右股関節の手術のため開幕早々に離脱しましたが、代わりにクローザーを務めた森唯斗がきっちり仕事をこしセーブ王を獲得しました。

サファテは2019年開幕までに復帰できるようで、おそらく森がセーブ王になったと言っても2019年のソフトバンクの守護神はサファテに戻るでしょう。

ソフトバンクは打者陣の流出もありませんし、同じく離脱していた岩嵜翔も戻ってくるようなのでサファテ自身が万全で登板できれば2019年内の250セーブ到達は間違いないでしょう。

ちなみに、サファテが名球会入りすれば外国籍の選手としてはDeNAのアレックス・ラミレス監督以来史上2人目、また外国籍の投手としては史上初の名球会会員となります。

 

藤川球児(250セーブ)

年度 セーブ 所属
2000 0 阪神
2001 0 阪神
2002 0 阪神
2003 0 阪神
2004 0 阪神
2005 1 阪神
2006 17 阪神
2007 46 阪神
2008 38 阪神
2009 25 阪神
2010 28 阪神
2011 41 阪神
2012 24 阪神
2013 2 カブス
2014 0 レンジャーズ
2015 0 レンジャーズ
2016 3 阪神
2017 0 阪神
2018 2 阪神
227 19年

 

来年プロ20年目を迎える藤川球児も残り23セーブで、250セーブに手が届くところまで来ています。

藤川はセーブのほとんどをMLB挑戦する前の2007年から2012年のうちに記録しています。

MLBの期間と日本復帰以降では7セーブしか記録していないので、実質2013年から名球会入りリーチ状態にありました。

しかし、以降はクローザーというよりはセットアッパーやブルペン投手の一人としての起用が多かったためほとんどセーブが記録できていません。

2019年の阪神は新しく矢野監督がトップになり、レギュラーや開幕投手などこれまでの体制をもう一度考え直すようです。

クローザーについても2018年に32セーブを記録した守護神ドリスに固定というわけではなく、20年目を迎える藤川も候補に上がっています。*1

 

2019年内に200勝・2000安打を達成できそうな選手はいない

勝利数と安打数についても調べてみたのですが、2019年は200勝と2000安打を達成できそうな選手はいませんでした。

ちなみに、勝利数で最も近いのは松坂大輔と岩隈久志の日米通算170勝(残り30勝)でした。

安打数は中島宏之の1759安打(残り241安打)でした。

よほどのことがないかぎり3人が2019年内に入会資格をクリアすることはないでしょう。

 

上原浩治は入会を保留された

さて、名球会ベースボールフェスティバル2018の開幕と同時に話題になったのが100勝・100ホールド・100セーブのいわゆる「トリプル100」を達成した上原浩治が名球会入会に値するのではないか?ということです。

ちなみに上原の通算記録は下のようになっています。

年度 ホールド セーブ 所属
1999 20 0 0 巨人
2000 9 0 0 巨人
2001 10 0 0 巨人
2002 17 0 0 巨人
2003 16 0 0 巨人
2004 13 0 0 巨人
2005 9 0 0 巨人
2006 8 0 0 巨人
2007 4 4 32 巨人
2008 6 5 1 巨人
2009 2 0 0 オリオールズ
2010 1 6 13 オリオールズ
2011 2 22 0 オリオールズ
レンジャーズ
2012 0 7 1 レンジャーズ
2013 4 13 21 レッドソックス
2014 6 1 26 レッドソックス
2015 2 0 25 レッドソックス
2016 2 18 7 レッドソックス
2017 3 14 2 カブス
2018 0 14 0 巨人
134 104 128 20年

 

それぞれの記録の名球会資格にたいする比率を見てみると、134勝は要件である200勝のうちの67%、128セーブは250セーブの約51%となっていて単純に足し算をすると100%を超えています

また、それに加えて104ホールドも合わさっています。

ホールドについては名球会の入会資格に全く記載がないので、評価をするのが難しいところです。

2018年の名球会総会でも議題に上がったようですが、結局結論は出ず保留となってしまいました。*2

名球会の方々が現役で活躍していた頃とは野球も変わってきています。

野手だけでなく投手についても先発に加えて中継ぎ・抑えなど複数のポジションで野球をやるようになり、上原の今回の件はそういった野球の変化が形として出てきたものとも言えますね。

これを機に、ホールドについての条件を入れるなど名球会の入会資格についても考えていく時期でしょう。

 

さいごに

以上、2019年内に名球会入りできそうなプロ野球選手を紹介しました。

ここ数年2000安打の達成者が多かったですが、2019年はクローザーの記録達成が続きそうです。