20代野球好きの生活界隈

ソニーの完全ワイヤレスイヤホンWF-1000Xを徹底レビュー!スタイリッシュでノイズキャンセリングも搭載

こんにちは、久しぶりにレビュー記事を書きますなおしー(@naoc2520) です。

 

最近iPhoneを機種変更しまして、ついに僕もイヤホンジャックの無いモバイル端末を持つことになりました。

それに合わせて気になっていたのが完全ワイヤレスイヤホンです。

これまで左右のケーブルが付いているいわゆる普通のワイヤレスイヤホンは使ったことがありましたが、左右独立型のワイヤレスイヤホンはありませんでしたので今回が初になります。

 

複数のメーカーのものを検討した結果、今回SONYからは初登場となるワイヤレスイヤホンF-1000Xを購入したので、レビューしていきたいと思います

 

SONY 完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン F-1000X

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通信方法 Bluetooth4.1
本体質量 約6.8g
ケース質量 約70g
本体充電時間 約1.5時間
ケース充電時間 約3時間
通話時間 最大3.5時間
再生時間 最大3時間
連続待受時間

NC有最大8時間

NC無最大35時間

通信距離 最大10m
カラー

ブラック

シャンパンゴールド

本体のフル充電には1.5時間かかりますが、15分充電するだけでも70分間の音楽再生が可能です。

 

ソニー完全ワイヤレスイヤホンWF-1000Xの特徴

完全ワイヤレス

WF-1000Xの最大の特徴です。

再生機器からのケーブルに限らず、左右のイヤホンを繋ぐケーブルもない左右独立型の完全ワイヤレス仕様です。

ノイズキャンセリング

他社の完全ワイヤレスイヤホンとの差別化となっているのがこのノイズキャンセリング機能です。

WF-1000Xは完全ワイヤレスイヤホンでありながらノイズキャンセリング機能も搭載しています。

周りの音も聞けるアンビエントサウンドモード

ノイズキャンセリングが雑音を取り除くのとは対照的に、音楽を聞きながら周囲の音を取り込むことができるアンビエントサウンドモードも搭載しています。

ノイズキャンセリングとアンビエントサウンドモードの切替は本体のボタンで簡単に行なえます。

充電可能な専用ケース付き

充電器も兼ねた専用ケースがついています。また、専用ケースがワンタッチ接続(NFC)の受信部分になっています。

トリプルコンフォートイヤーピース付属

通常のハイブリッドイヤーピースに加えて、遮音性と装着性に優れたトリプルコンフォートイヤーピースの2種類が付属しています。

サイズもそれぞれ3種類あるので、シチュエーションや好みに合わせたイヤーピースが選べます。

スマホ用アプリ「Headphones Connect」に対応

専用のスマホアプリHeadphones Connectを使えばスマホ上で電池残量の確認、ノイズキャンセリング機能とアンビエントサウンド機能の切替、音質の設定などがスムーズに行なえます。

 

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ソニー完全ワイヤレスイヤホンWF-1000Xの開封レビュー

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カラーはシャンパンゴールドとブラックの2色があります。

僕はシャンパンゴールドを購入しました。

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WF-1000Xイヤホン本体

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カラーはブラックとシャンパンゴールドがありますが、僕は明るい印象のあるシャンパンゴールドを選びました。

左右独立しています。

重さは左右それぞれ 6.8g しかなく、つけている感覚がないくらいです。

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サイズはカタログ上の表記はありませんが、他社の完全ワイヤレスイヤホンと比べるとコンパクトだと思います。

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ボタンは左右に1つずつしかありません。

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実際に装着するとボタンが下に来るので、親指で操作することになると思います。

左右それぞれ1回押し・2回押し・3回押し・長押しまでの操作が以下ように割り振られています。

  • 右1回押し → 再生・一時停止
  • 右2回押し → 次の曲の頭出し
  • 右3回押し → 前の曲の頭出し
  • 右長押し   → Siriなどの音声アシスト機能の起動
  • 左1回押し → ノイズキャンセリング機能の切替
  • 左長押し   → 電源OFF

 

注意点は2つあります。

1つ目は本体では音量の調整ができないことです。

音量の上げ下げは音楽再生機器の方でしかできません。

2つ目は電源OFFは左長押しだけで大丈夫ですが、電源ONの場合は左右のボタンを同意時長押しする必要があることです。

左のみを長押しすると左側しかONになりません。

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WF-1000X付属の充電可能な専用ケース

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本体の充電機能も兼ねた専用ケースがついています。

本体と同じカラーですがこちらはメタリックで高級感のあるデザインになっています。

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左右決まったスペースに収納するようになっています。

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実際に収納してみるとこのような形です。

正しく収納して充電可能になると、写真のようにイヤホンのランプが赤く点灯します。

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ケース背面に充電ケーブルを繋ぐマイクロUSB端子があります。

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マイクロUSBケーブルは付属していますが、ACアダプタは付属していませんので注意してください。

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充電中はマイクロUSB端子の横にあるランプが赤く点灯します。

充電完了するとランプが消えます。

 

WF-1000X付属のイヤーピース

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複数のイヤーピースが付属しています。

白いものが通常のハイブリッドイヤーピースで、黒いものが遮音性と装着性に優れたトリプルコンフォートイヤーピースと言うそうです。

サイズは元々本体に付いているものを合わせるとハイブリッドイヤーピースは4種類(SS,S,M,L)が、トリプルコンフォートイヤーピースは3種類(S,M,L)が付属しています。

耳の内側に引っ掛けるフィッティングサポーターも1つだけサイズ違いが付属しています。

 

WF-1000XとBluetooth機器のペアリング方法

NFCを使わない場合でもペアリング(Bluetooth機器登録)は簡単でした。

僕はiPhone8 Plusと接続しましたが、失敗もなくできました。

手順は以下のとおりです。

  1. 左右両方をいったん充電ケースにセットする
  2. 左側のみを取り出す
  3. 左側のボタンを、赤と青のランプが交互に点滅するまで長押しする
  4. 音楽再生端末のBluetooth設定画面でWF-1000をタップする

以上です。

左側を接続するだけで自動的に右側もペアリングされます。

一度ペアリングしてしまえば次回からはイヤホンをケースから出した時点で勝手に接続してくれます。

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WF-1000Xの音質・接続・遅延

とりあえず1日使ってみた感想です、今後追記する予定です。

音質は個人的な好みもあると思いますのであまり参考にならないかもしれませんが、私個人としては非常に満足しています。

他のイヤホンと比べると特徴はあまりなく、高音から低音までがバランス良くでているという印象です。

 

ノイズキャンセリングについては僕はかなり効いているなという感覚です。

これも個人差があるかもしれませんが、電車の中で使うと周囲の音がほとんど聞こえず快適でした。

ちなみにハイレゾには非対応ですのでご注意ください。

 

接続については、本体をケースから取り外すとペアリングされた機器に自動的に接続されるので非常に便利です。

左側から「Bluetooth Connected」→「Battery level 〇〇」というアナウンスが聞こえたら両方接続された合図です。

「Bluetooth Connected」では左側だけしか接続されていませんので注意してください。

 

使用中の接続状況についてですが、まれに右側の音声が途切れることがあります。

しかし、頻繁にあるというわけではないのでそこまで気にはなりません。

電車内でも使ってみましたが、音質重視モードで使っていても特に音切れが頻発するということはありませんでした。

ちなみに、左側がメインで右側がサブという仕様になっているそうで、右側のほうが音切れが起こりやすいようです。

 

ただし、動画視聴時の遅延はかなり気になるレベルです。 

iPhone8 Plusに接続してYouTubeアプリで動画視聴を試しましたが、平均して0.5~0.9秒程度遅延がありました。

ワイヤレスの宿命なのかもしれませんが、動画視聴には向かないと感じます。

 

 WF-1000Xはランニング用に使えるか?

完全ワイヤレスイヤホンはケーブルが一切ないので、ランニングやトレーニングなどに向いているのではないかと思います。

特にWF-1000Xについてですが、僕はランニングなどのシチュエーションに向いているのではないかと思います。

理由は2つ。

1つは音楽を聴きながらでも周囲の音を取り込めるアンビエントサウンドモードがついているということです。

上にも書いたように、ノイズキャンセリングが周囲の音を軽減させるのに対してアンビエントサウンドモードでは周囲の音を打ち消すこと無くイヤホンの中に取り込んでくれます。

この機能は主に電車内でアナウンスを聞くなどの用途を想定して搭載されたのですが、意外とランニングのシーンでも役に立ちます。

アンビエントサウンドモードをオンにしていると、周囲の音が聞こえるのでランニングしている状況でも車の接近に気づくことができます。

他の密閉式イヤホンだと車が接近していることに気づかず危険なことがまれにあったのですが、WF-1000Xを使っているとその回数が減ったように感じます。

2つ目は付属のイヤーピースとフィッティングサポーターの種類が多いので耳にフィットさせやすいということです。

完全ワイヤレスイヤホンの不安な点として、コードがないことによる耳からの脱落があると思います。

特にランニングなどの運動中では振動が加わるので脱落しやすい状況だと思います。

WF-1000Xの場合は上にも書いたようにイヤーピースが7種類、フィッティングサポーターが2種類付属しているのでほぼ確実に耳にフィットさせられるのではないかと思います。

始めのうちはいろいろ試す必要があるかもしれませんが、合うものを見つけると走ってみても脱落の心配は全くありません。

ちなみに僕はトリプルコンフォートイヤーピースのMサイズに落ち着きました。

 

さいごに

少し高い買い物(ビックカメラ店頭で税込25.410円)でしたが、初の完全ワイヤレスイヤホンは今のところ満足しています。

やはりケーブルが一切ないというのはストレスフリーでいいですね。

今後はランニングや運動時にも使ってみようと思っているので、そのときは追記します。

巨人の11年ぶりBクラスが確定して野球ブログに起こったこと

こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

野球ブログやってて興奮することっていっぱいあるけど、いちばん興奮するのは試合の結果やニュースによってブログのアクセス数が変わることです。

 

例えばこのブログでよくあるのは、DeNAの倉本選手について書いた記事が上がってくることですね。

倉本選手が活躍した日はアクセスが伸びることがしばしばあります。

 

 

こんな感じで毎日のアクセスを楽しみにしながら記事を書いているわけです。

といったところで今日は、巨人11年ぶりのBクラスが決まったときにこのブログに起こったアクセス数の変化について書きたいと思います。

 

 

巨人の11年ぶりのBクラスが確定したのは11月1日(日)のDeNA・広島戦が終了したときでした。

この日はDeNAのCS進出マジック2で迎えた試合。

つまりDeNAが勝ち、巨人が負ければDeNAのCS進出と同時に巨人の4位が確定してしまうという日でした。

両者の試合とも14時開始だったのですが、先に巨人・阪神戦が4-5で巨人の敗戦で終了。

これが17時頃でした。

そして、DeNAの結果次第では巨人の4位が確定していしまうという状況になりました。

 

DeNAの試合は先発投手ウィーランドの4打点が飛び出すなど、乱打戦の模様となり巨人戦よりも40分程度長い試合でした。

結果はDeNAが13-7で勝利し、自力で3位を確定させました。

 

 

この直後から当ブログ内のとあるカテゴリの記事のアクセス数が大きく増えたのです。

そのカテゴリとはFA移籍関連の記事です。

アクセスの変化をグラフにしたものがこちら。

 

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このブログには、例えばこの記事のようにFAに関する情報をまとめたものがいくつかあります。

これらの記事へのアクセスが10月1日のDeNA戦の終了直後と翌日のお昼時に通常時の2~3倍以上になったのです

ちなみにこれらの記事はすべて昨年末か今年のシーズン開幕前後に書いたものなので、ほぼ全てが検索エンジンからのアクセスです。

この記事を書いている10月3日でも以前の2週間より2倍程度のアクセスがあります。

 

巨人のBクラス確定 と FA移籍記事のアクセス上昇

 

この2つが意味するものとは・・・。

これ以上踏み込むといろいろアレな気がするのでやめておきます。

六本松蔦屋書店(TSUTAYA)はどんな感じ?実際に行ってみました!

こんにちは、福岡県在住ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

さて、先日9月26日に福岡市中央区六本松にオープンした「六本松蔦屋書店」に早速足を運んでみました

事前情報によると「代官山蔦屋書店の意思を引き継ぐライフスタイル提案型書店」となにやらシャレオツなニオイが。

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六本松蔦屋書店の場所

福岡市地下鉄七隈線の六本松駅を降りてすぐ、六本松421の2階にあります。

九州大学の旧六本松キャンパス跡地になります。

 

外観はこんな感じ。

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六本松421の外観

「博多もだーいぶ変わったね!」

「ばってん変わっとらんもんもあるったい」

とは有名なCMのやり取りですが、こと六本松に限っては九大の移転後大きく変わりましたね。

 

大きな建物の1階は食料品店などが入った「六本松マルシェ」だそうです。

そして2階が六本松蔦屋書店、3階から6階には長浜から名前を変えて移転してきた福岡市科学館が入っています。

福岡市科学館は少し遅れて10月1日に開館になっています。

 

六本松蔦屋書店の中に入ってみた

六本松421の正面から入り、左手にあるエスカレータを上り2階へ。

店内は一般的な書店と比べて暗めの照明で、落ち着いた雰囲気でした。

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蔦屋書店


店内は本のジャンルを軸に食、旅、子育て、趣味、音楽、映画などのエリアに分けて商品が並べられています

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食のエリア

特徴は本とモノがすぐ近くに並べられていることです。

食のエリアには料理本や食についての雑誌のすぐそばに食器や調理器具が置かれていて、本で好奇心をくすぐられたらすぐ手を伸ばしちゃいそうです。

 

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旅のエリア

大きな窓の近くには旅のエリアが設けられています。

外からの光が入る窓際の明るいエリアに旅や風景など外向きの本が並んでいて、反対に店内の奥の方におウチの中に関する食やインテリアなどの本が並べられているのも生活スタイルに合っていて考えられていると思いました。

 

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子育てエリアの知育おもちゃ

子育てのエリアには絵本などの他に海外の知育おもちゃも置かれていて、体験できるスペースもありました。

 

店内の中心にスターバックスコーヒーが入っています。

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六本松蔦屋書店のスターバックス

コーヒーを飲みながら気になる本をゆっくりと楽しむことができます。

この日はオープン直後だったということもあり10人程度の列ができていましたが、定員さんがテキパキと注文をさばいていっていました。

 

店内にはテーブル席やカウンター席、ソファとローテーブルの席などがかなりの数設けられています。

この日も店内には人がたくさんいましたが、座る席がないということはありませんでした。

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窓際のソファ席

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テーブル席

 

僕も窓際の席でコーヒーをいただきました。

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ナイトロコールドブリューコーヒー

九州ではここでしか飲めないという「ナイトロコールドブリューコーヒー」を注文。

全国でも10店舗でしか提供されていないそうです。

ビールのサーバーに似た機械から提供された上に、こんな見た目だったので少し変な感じでした。

スターバックスの公式によると

ブリュー コーヒーに窒素ガスを加えることで、まろやかな口あたりとクリーミーな味わいが生まれます。

引用元:スターバックス® ナイトロ コールドブリュー コーヒー|スターバックス コーヒー ジャパン

だそうで、たしかにキメの細かい窒素の泡が注入されていてとても口当たりの良いコーヒーでした。

これはお店でないと出せない商品だと思います。

 

さいごに

ということで、六本松蔦屋書店のレポートでした。

コーヒーを飲みながら本でじっくり情報収集して、気になった商品はすぐにゲットできるというとてもいい作りの新しい本屋さんだなと思いました。

 

興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

六本松 蔦屋書店 | 蔦屋書店を中核とした生活提案型商業施設

パ・リーグTVのマニアックすぎるまとめ動画の個人的ベスト10を紹介します

こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

さて、以前の記事でプロ野球観戦のお供にしたい無料のウェブサービスを紹介しました。

 

この記事の中でパ・リーグの試合のハイライトが見られるということで・リーグTVのYouTubeチャンネルを紹介しました。

実はこのチャンネルはハイライト動画だけでなく、プレーのまとめ動画や選手の特集動画などもアップロードされています。

そんな中でも、特にBestSceneSelectionと題されたプレーのまとめシリーズがとてもマニアックなチョイスになっていて、いつも気になっています

今日はそのマニアックなまとめ動画を個人的なベスト10ランキングにして紹介したいと思います。

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10位 捕手のマスク捨て まとめ

youtu.be

第10位は「捕手のマスク捨て」です。

バット投げならぬマスク捨て。

果たしてここに注目している人がどれくらいいるでしょうか。

確かに、顔を守るという役目を終えたマスクを投げ捨てるさまは職人のソレですね。

遠くに飛ばす人、その場に落とすように外す人、捨て方も千差万別です。

 

最近ではホッケー型というキャッチャーマスクが出てきています。

いずれマスク捨ても絶滅するかもしれません。

 

9位 ベアハンドキャッチ まとめ

youtu.be

第9位は「ベアハンドキャッチ」です。

ベアハンド(bare hand)とはグローブをつけていない方の手を指します。

ボテボテのゴロなどでグローブで取っていては内野安打になってしまうときによく見られます。

日本では少年野球から「グローブで捕れ!素手で取るなんて横着するな!」という指導が徹底されているからなのか、日本人選手のベアハンドキャッチはなかなか見られません。

動画内でも楽天ウィーラーやロッテダフィーなど外国人選手のプレーが目立っていますね。

逆にMLBでは「それわざわざ素手で捕る必要ないやん!」と言ってしまいたくなるベアハンドキャッチが多いです。

youtu.be

個人的にはベアハンドでキャッチした後に、スローイングのためにいったん肘を上げる動きがたまりません。

 

8位 魅惑の二遊間 ダブルプレーまとめ「643 編」

youtu.be第8位は「6-4-3のダブルプレー」です。

6や4、3という数字は野球のポジションのことで、6はショート、4はセカンド、3はファーストをそれぞれ指しています。

つまり6-4-3のダブルプレーとは、ショートからセカンドに渡ってファーストで完成したダブルプレーのことです。

わざわざ6-4-3だけでまとめてしまう当たりがマニアックですよね。

このプレーはセカンドがかなり大変で、ダッシュでセカンドベースに入った後切り替えしてファーストに放らなければいけません。

 

7位 魅惑の二遊間 ダブルプレーまとめ「463 編」

youtu.be

第7位は「4-6-3のダブルプレー」です。

今度は先程の逆で、セカンドからショートに送られてファーストで完成するダブルプレーのまとめになっています。

僕は6-4-3よりこっちの方が好きなんですね~。

理由は簡単で、4-6-3のほうがスピード感があるからです。

6-4-3だとセカンドが振り返ってスローするんでそのときにちょっと減速するんですよね。

4-6-3の場合はセカンドからショートに渡ったところでさらに加速する感じがして気持ちがいいです。

ランナーと交錯しそうになったときに出るショートのジャンピングスローもかっこい。

 

6位 豪快スイングでヘルメットが吹っ飛んだ!!

youtu.be

第6位は「ヘルメット飛ばし」です。

マスク投げに続いて今度はヘルメット飛ばし。

ボール以外にも飛んで行くものがたくさんありますね。

個人的には「フルスイングしてるぞ!当たったらとんでもないくらい飛ぶぞ!」とアピールしているんじゃないかと思っています。

ミスターこと長嶋茂雄さんも落ちやすいようにわざと大きめのヘルメットを被っていたという逸話もあります(長嶋さんは観客を喜ばせるためだったそうですが)。

余談ですが、長嶋さんのヘルメット飛ばしフィギュアなんて言うものもあるそうです。

長嶋茂雄 背番号3の記憶~魂のフルスイング~

長嶋茂雄 背番号3の記憶~魂のフルスイング~

 

 

ヘルメットが落ちるっていうのはやっぱりインパクトがあるので、対戦している投手からすると怖さはあるでしょうね。

ヘルメットを飛ばした後の投手の失投率とか調べてみたいです。

 

ちなみに、今年の開幕時にMLB最年長投手だったバートロ・コローンは投手にも関わらずこのヘルメット飛ばしで大人気でした。

youtu.be

 

5位 外野手の好返球まとめ

youtu.be

第5位は「外野手の好返球」です。

これはマニアックからはちょっとずれてます。

外野手の見せ場としては王道ですね。

 

個人的に一番すごいと思ったのは2:30~のオリックス駿太の返球です。

ほとんどの好返球が前進してきた勢いを使っての送球ですが、この駿太のは少し立ち止まっていて捕球のときには勢いが死んでいます。

しかし、そこからノーバウンドの好返球。

これは本当に強肩の選手じゃないとできません。

送球のフォームも大きくグラブを掲げるところがかっこよくて好きです。

 

4位 逆シングルは好きですか? 2017・夏

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第4位は「逆シングルキャッチ」です。

逆シングルは好きですか?はい、大好きです!

あっさりやっているように見えますがこれがけっこう難しくて、しっかり腰を落としてボールに目をつけていないとできないプレーです。

ベアハンド同様、日本では「回り込んで体の正面で捕れ」と指導される事が多いのでアマチュアではなかなか見られないプロならではのプレーではないでしょうか。

 

3位 若手もベテランも…捕手の好守まとめ

youtu.be

第3位は「捕手の好守」です。

ほとんどが送球によるものなんですが、これがイイんです。

ランナーの一瞬の隙を突く感じがプロっぽいですよね。

 

ちなみにアマチュアだと、肩の良さを見せびらかしたいがために牽制したがるキャッチャーがよくいますが、アレには興ざめします。

能ある鷹は爪を隠すと言いますが、本当に必要な場面で飛び出すキャッチャーからの牽制にはしびれます。

 

2位 思わずドヤ顔!? 三盗成功まとめ

youtu.be

第2位は「三盗」です。

三盗とは二塁から三塁への盗塁のことを指します(一塁から二塁は二盗といいます)。

二盗と三盗は同じ盗塁でありながら全く別物で、プロでも二盗は少ないけど三盗は得意という選手もいるくらいです。

 

盗塁にはスタート・スピード・スライディングの3つのSが必要だと言われます。

二盗と三盗ではその必要性の度合いが少し違っていて、三盗の場合は特にスタートが重要です。

イメージとしては相手をよく観察する狡猾なタイプの選手はスピードがなくても投手の動きを盗んだスタートで三盗を決めている印象です。

元阪神の城島健司なんかはよく、キャッチャーが投げるのを諦めるくらい完璧な三盗を決めていた記憶があります。

 

動画内でも投手が投球に入る前にスタートを切っている選手が数名います。

テレビ中継での三盗のイイところにはスタートを切ったところが露骨に見えるところもあります。

バックスクリーンからの映像で二塁ランナーがスッと消えたときはテンションが上がりますね。

 

具体的な三盗の技術・スタートについてはこちらのブログがめちゃくちゃ詳しくまとめてくださっています。

www.taguchizu.net

 

1位 強打者にのみ許された特権!? 衝撃スイングからの『確信歩き』まとめ

youtu.be

第1位は「確信歩き」です。

打った瞬間にソレとわかるときに出るものですね。

これに関してはほぼ憧れの領域です。

ホームランを打てることなんてめったにないのに、さらに打った瞬間にわかる特大のものなんてプロでも一握りの人しか経験できないでしょう。

野球経験者なら一度はやってみたいプレー(?)だと思います。

人によってクールに歩き出すパターンやベンチに向かって叫ぶパターンなど、意外とバリエーションも豊富。

 

動画内では大谷翔平がやらかしてますが(0:33~)、ごくまれに確信したのにフェンスオーバーしないということもあります。

 

さいごに

いかがだったでしょうか、あなたはどのプレーに魅力を感じましたか?

守備でも攻撃でも、なぜか好きなプレーってありますよね?

 

パ・リーグTVのYouTubeチャンネルではハイライト以外にもBestSceneCollectionと題した特集動画が不定期でアップロードされています。

今回ベスト10として紹介した10本以外にも15本程度あるので、興味のある方はチェックしてみてください。

www.youtube.com

【プロ野球】セ・リーグ2017MVPを予想します!【広島カープ優勝】

こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

さて、プロ野球2017年のセ・リーグは広島カープが2年連続の優勝を決めました!

それにしても今年のカープも強かったですね。

投手と野手、ベテランと若手など非常にバランスが良く、総合力での優勝だったと思います。

さらに投では岡田・薮田・大瀬良など、打でも安部・西川らの若い力が台頭してきて、この先数年はAクラスなんじゃないかといえるようなチームになっていますよね。

といったところで、今日はセ・リーグ優勝を決めた広島カープの中から2017年のシーズンMVPを受賞する選手を予想したいと思います。

なお、この記事内で記載している選手の成績は9月20日終了時点のものです。

 

セ・リーグ2017MVP候補1 丸佳浩

広島アスリートマガジン2016年7月号“特集 丸佳浩。

広島アスリートマガジン2016年7月号“特集 丸佳浩。"

 
試 合 安 打 二塁打 三塁打 本塁打
136 163 35 3 22
打 点 得 点 三 振 四死球 盗 塁
90 103 108 84 13
打 率 出塁率 長打率 OPS 得点圏
.308 .398 .509 .908 .325

一番はこの人、顔が大きいでおなじみの丸佳浩です。

今シーズンはここまで全試合に3番センターとしてスタメン出場しています。

打撃成績の面ではここまでリーグ最多安打を記録しています。

さらに3番打者にも関わらず得点がリーグトップ、打点もDeNAロペスについで2位となっています。

まさにカープの得点源と言っていいでしょう。

 

今シーズンは守備の面でも貢献度が高く、DELTAが出しているUZRは17.0でセンターではトップの数値です。

ちなみに、全野手で見ても中日源田についで2位となっています。

 

昨シーズン同様総力戦で優勝した印象の強いカープですから、MVPをひとり選ぶということは簡単ではありません。

そんな中でも試合に出続け、攻守で最も貢献度が高かった選手を挙げるとすると丸になるのかなと思っています。

 

セ・リーグ2017MVP候補2 鈴木誠也

広島アスリートマガジン2017年8月号[鈴木誠也 超絶進化論]

広島アスリートマガジン2017年8月号[鈴木誠也 超絶進化論]

 
試 合 安 打 二塁打 三塁打 本塁打
115 131 28 1 26
打 点 得 点 三 振 四死球 盗 塁
90 85 80 68 16
打 率 出塁率 長打率 OPS 得点圏
.300 .389 .547 .936 .308

続いては、昨年は「神ってる」と言われましたが今年は確変ではないことを証明した鈴木誠也です。

今シーズンは4月下旬から新井貴浩に代わって4番を任されていました。

成績を見るとOPS(出塁率+長打率).936はリーグトップで、今年のセ・リーグ最強打者と言って良いかもしれません。

 

しかし優勝決定を目前にした8月23日に試合中のプレーで右足を負傷、戦線を離脱しています。

全治には3ヶ月かかるとの報道もあり、おそらくCS・日本シリーズには間に合わないでしょう。

この離脱がなければ鈴木誠也がMVP本命だったのですが、これによってMVP争いがわからなくなってきたというところがあります。

 

セ・リーグ2017MVP候補3 薮田和樹

防御率 登 板 先 発 完 投 完 封
2.58 37 14 122 2 2
ホールド 勝 率 奪三振 与四死球
14 3 3 0.824 111 52
失 点 自責点 奪三振率 K/BB WHIP  
40 35 8.19 2.31 1.16  

3人目は、入団3年目でブレークとなった薮田和樹です。

登板数からもわかるように今シーズンは中継ぎとしてスタートしました。

しかし交流戦から先発に転向してローテーションに定着

先発投手としては14試合で13勝1敗勝率.929という結果を残しています。

規定投球回に達していませんので参考にしかなりませんが、この勝率.929は規定以上で最高勝率の巨人田口(勝率.800)よりも高くなっています。

 

個人的に印象深かった試合は8月12日の巨人戦、菅野との投げ合いを制して自身初完封を達成した試合です。

カープ打線にしては珍しく菅野を打てず、わずか4安打。

得点は西川龍馬のソロHRのもだったということもあり、薮田の快投が際立った試合でした。

 

昨年(2016年)のセ・リーグMVP同様混戦になる?

2016年もセ・リーグの優勝チームは広島カープでした。

そして、2016年のセ・リーグMVPはカープの新井貴浩が受賞しました。

実はこのMVP受賞は直前まで誰になるのか予想がつかないほどの混戦模様でした。

他の候補には、最多勝・最高勝率の2冠を達成した野村祐輔や、最多安打と守備での貢献度が高かった菊池涼介、タイトルこそ逃したものの快進撃の象徴ともいえる活躍を見せた鈴木誠也がいました。

プロ野球ファンの中でもかなり話題となりましたが、結果は野手タイトルは1つも獲得しなかった新井がMVPに選ばれました。

後述しますが、MVPは記者投票による選出のため記録よりも印象やインパクトで選ばれることが多くあります。

カープの精神的支柱ということや2000安打達成、300本塁打達成なども相まって、昨年はこの印象による選出傾向が大きく出た結果だったと思います。

 

上に2017年のMVP予想を立てましたが、正直この3人に順位をつけるのは非常に難しいです(パ・リーグ編では順位をつけました)。

理由としては去年同様、今年のカープも投打合わせた総合力で勝ったという印象があるからです。

強いて言うなら「逆転のカープ」という異名がついたくらいなので、野手陣の打撃で貢献した選手が選ばれるのかなという程度です。

 

MVPの選出方法

さいごにプロ野球のMVPの選出方法を紹介します。

MVPの選出は記者投票で行われます

具体的には新聞、放送、通信各社に所属していてプロ野球関係部署の担当者が投票権を持っていて、各人が1位~3位に投票します。

そして1位には5点、2位には3点、3位には1点が加えられ、その合計点が最も高かった選手がMVPに選ばれるという形式です。

昨年は約270名の投票が行われていて、おそらく今年も同数程度になるのではないかと思われます。

余談ですが、昨年のパ・リーグMVPは日ハム大谷翔平が254の有効票数中の1位票を253も獲得するというまさに満場一致での受賞でした。

 

記者投票での選出でよく言われていることに

  • 印象に残った選手が強い
  • タイトルを獲得した選手が強い
  • 記録上の貢献度とは必ずしも一致しない

などがあります。

この点から考えるとやはり今年は最多セーブを日本新記録で達成するサファテの受賞が硬いのかなと思います。

過去の事例で言うと、2013年にはシーズン本塁打記録を更新したヤクルト・バレンティンが最下位球団から選ばれるということもありました。

 

3つ目の「記録上の貢献度とは一致しない」というところはベストナインやゴールデングラブ賞やでもよく話題になっているところです。

最近はセイバーメトリクスから生まれたWARやUZR、DRSなどの新たな指標による評価と実際の投票結果が異なることが多く、印象によって選ばれているということが逆に裏付けられる結果になっています。

 

MVPの発表は例年通りであればおそらく11月の下旬ころになるのではないかと思います。

ちなみに、昨年の発表は11月28日でした。

まだまだ発表まで日がありますが、それまでにプロ野球はCS・日本シリーズと目が離せません。

 

パ・リーグ2017のMVP予想はこちら

 

セ・リーグ2017のMVPの発表日はいつ?

2017年のMVP発表についてはこちらの記事で詳しくまとめています。

【プロ野球】パ・リーグ2017MVP予想!【ソフトバンク優勝】

こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

さて、ついに福岡ソフトバンクホークスが2017年のリーグ優勝を決めました!

野球に関する話題を分け隔てなく扱っている当ブログですが、書いている中の人は福岡生れ福岡育ちのソフトバンクファンであります。

野球自体が好きなので、勝ち負けはあまり気にしていない方ですがやはり地元の球団が優勝してくれるのはうれしいですね。

ということで、今日は優勝を決めたソフトバンクの中から2017シーズンのMVPを受賞する選手を予想したいと思います。

なお、この記事内で記載している選手の成績は9月17日終了時点のものです。

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パ・リーグMVP本命 デニス・サファテ

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防御率 試 合 投球回 H S 
1.14 63 63 2 2 3 51
奪三振 失 点 自責点 奪三振率 K/BB WHIP  
99 9 8 14.14 9.9 0.7  

本命はこの人、サファテ先生ことデニス・サファテです。

ホークス加入後から3年、毎年大活躍だったサファテですがなかでも今年は過去最高の活躍でした。

9月5日には藤川球児・岩瀬仁紀が持っていたシーズン46Sのプロ野球のセーブ記録を更新。

さらに記録を伸ばし、すでに51Sを記録しています。

複数の野球解説者から、このセーブ記録は当分破られないのではないのかという声さえ聞かれます。

 

セーブというものが元々「チームが勝たないと記録できない」という性質上、優勝チームの象徴とも言えるかもしれません。

先発が抑え、野手が得点し、ブルペンが繋いでこそ記録できるのがセーブです。

そういった側面からも考えると、MVPが最も優勝に貢献した選手のことを指すならば今シーズンのパ・リーグMVPはサファテが濃厚なのかなと思います。

 

過去に救援投手でMVPを受賞している投手には、2011年の中日浅尾拓也(7勝2敗10S 45H 防0.41)、1998年の横浜佐々木主浩(1勝1敗45S 防0.64)らがいます。

いずれも優勝球団から選出されていて、特に佐々木主浩はこの年、当時のシーズンセーブ記録を樹立しています。

 

シーズン途中には体調を崩した家族のためにアメリカへ一時帰国するというファミリー思いの一面も見せてくれました。

家族のことにも気を使いながらお仕事もちゃんとこなしてプロ野球記録を樹立したサファテ先生、さすがです。

 

パ・リーグMVP対抗 柳田悠岐

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試 合 安 打 二塁打 三塁打 本塁打
128 137 30 1 30
打 点 得 点 三 振 四死球 盗 塁
98 93 122 94 14
打 率 出塁率 長打率 OPS 得点圏
.309 .425 .585 1.009 .379

サファテ先生の対抗、野手としての本命は柳田悠岐でしょう。

今シーズンは主軸だった内川聖一の離脱以降4番も務め、チームの終盤の連勝に貢献しました。

個人成績の方ではシーズン途中まで、トリプルクラウン(三冠王)&トリプルスリーもあるではないかという活躍。

現状では打率は西武秋山、HR・打点はSBデスパイネとの闘いになっていて、もしかすると三冠いずれも逃してしまうかもしれません。

トリプルクラウンもトリプルスリーも難しそうですが、来季の年俸はトリプル億に乗るでしょうね(今年は推定2.6億でした)。

 

パ・リーグMVP大穴 東浜巨

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防御率 先 発 投球回 完 投 完 封
2.67 23 155 2 1
QS 勝率 奪三振
16 16 4 .800 136
失点 自責点 奪三振率 K/BB WHIP
47 46 7.9 3.24 1.12

大穴としては先発ローテの一角として、大躍進の年となった東浜巨

いわゆる工藤塾からの出世頭で、工藤監督が作ったチームのの象徴的な選手と言えるでしょう。

今シーズンは和田・千賀・武田ら昨年までの主力投手が相次いで戦線を離脱した中、1年間ローテーションを守り抜きました。

その結果自身初の二桁勝利を達成し、西武菊池雄星と最多勝争いをしています。

現在の勝ち星は背番号と同じ16勝、残り試合数も考えると18勝くらいはいけるのではないかと思います。

これが20勝まで届いていればサファテ先生の対抗になれるくらいの評価だと思いますが、18勝では厳しいでしょう。

しかし、ホークス優勝の最高の功労者の一人であることには間違いありません。

 

MVPの選出方法

さいごにプロ野球のMVPの選出方法を紹介します。

MVPの選出は記者投票で行われます

具体的には新聞、放送、通信各社に所属していてプロ野球関係部署の担当者が投票権を持っていて、各人が1位~3位に投票します。

そして1位には5点、2位には3点、3位には1点が加えられ、その合計点が最も高かった選手がMVPに選ばれるという形式です。

昨年は約270名の投票が行われていて、おそらく今年も同数程度になるのではないかと思われます。

余談ですが、昨年のパ・リーグMVPは日ハム大谷翔平が254の有効票数中の1位票を253も獲得するというまさに満場一致での受賞でした。

 

記者投票での選出でよく言われていることに

  • 印象に残った選手が強い
  • タイトルを獲得した選手が強い
  • 記録上の貢献度とは必ずしも一致しない

などがあります。

この点から考えるとやはり今年は最多セーブを日本新記録で達成するサファテの受賞が硬いのかなと思います。

過去の事例で言うと、2013年にはシーズン本塁打記録を更新したヤクルト・バレンティンが最下位球団から選ばれるということもありました。

 

3つ目の「記録上の貢献度とは一致しない」というところはベストナインやゴールデングラブ賞やでもよく話題になっているところです。

最近はセイバーメトリクスから生まれたWARやUZR、DRSなどの新たな指標による評価と実際の投票結果が異なることが多く、印象によって選ばれているということが逆に裏付けられる結果になっています。

 

MVPの発表は例年通りであればおそらく11月の下旬ころになるのではないかと思います。

ちなみに、昨年の発表は11月28日でした。

まだまだ発表まで日がありますが、それまでにプロ野球はCS・日本シリーズと目が離せません。

 

セ・リーグ2017のMVP予想はこちら

パ・リーグ2017前半戦の楽天快進撃は日程のおかげだった?パ・リーグ各球団の連戦数を調べてみた。

こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

さて、先日ソフトバンクの試合中継を見ていたところ解説の方がこんなことを言っていました。

 

確かに今年の前半戦の楽天はすごい勢いでした。

だからといってそこまで日程が影響するものなん?と気になったので実際に今年の消化試合を調べてパ・リーグ各球団の連戦数をまとめてみました

 

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前半戦の連戦数(オールスター以前)

まずは楽天が快進撃を見せていた前半戦の連戦数です。

日本ハムを例にとって説明すると、「6連」のところが6になっているので日本ハムは前半戦に6連戦が6回あったということを表します。

  7連以上 6連 5連 4連 3連
日ハム 2 6   2 5
SB   10 1   4
ロッテ   9     6

西武

1 6 1 1 6
楽天   4   2 8
オリ   7 2 2 3

これを見るとたしかに楽天の6連戦は4回しかなく、他球団に比べて圧倒的に少ないことがわかります。

特に首位争いをしていたソフトバンクと比べると半分以下の数になっています。

これは少なすぎる・・・。

 

余談ですが、日本ハムがオールスター直前に8連戦+7連戦という鬼のような日程をこなしていたことがわかりました。

ちょっと不平等すぎませんかねぇ。

 

なぜ6連戦が少ないと有利なのか

では、なぜプロ野球の日程で6連戦が少ないと有利なんでしょうか?

その理由のひとつは上のツイートにもかいていますが、先発投手を6人揃える必要が無いからです。

 

日本のプロ野球では先発投手の調整方法で、先発登板の間隔を最低でも5日は空けるという方法を取っています。

この方法の場合、6連戦の初戦で先発した投手はその連戦の間には再度先発できないことになります(この場合は中6日で翌週登板になる)。

例えばよくある火曜日からの6連戦をイメージすると下の表のような日程になります。

試合
チーム 移動 試合 試合 試合 試合 試合 試合
投手A   先発 調整① 調整② 調整③ 調整④ 調整⑤
投手B     先発 調整① 調整② 調整③ 調整
チーム 移動 試合 試合 試合 試合 試合 試合
投手A 調整⑥ 先発 調整① 調整② 調整③ 調整④ 調整⑤
投手B 調整⑤ 調整⑥ 先発 調整① 調整② 調整③ 調整④

先発する試合の間が6日なので、ちょうど翌週の同じ曜日に先発することになります。

他の曜日で先発する4投手も全く同じような動きで調整しています。

つまり、6連戦の場合はエースから6番手まで先発投手を6人準備しなければならなりません

チームで6番目の先発投手となるとそれなりに実力も落ちてしまうのでやはり不利な試合となってしまうわけです。

 

一方で、前半戦の楽天は6連戦ではなく「3連戦+移動+2連戦」のような日程が多くありました(そのため他球団と比べると3連戦の数が8と多くなっています)。

同じ6日間でも間に試合のない日が含まれているということです。

この日程ならば同じように中6日で先発ローテーションを回したとしても、先発投手は5番手までしか準備する必要がありません

解説の方が言われるように6番手投手という不利な先発で試合をする必要がなかったということですね。

 

それから先発投手以外の理由として、野手陣とブルペン投手陣の疲労がたまりにくいということももちろんあるでしょう。

特にブルペン投手陣に関して言うと、先発投手が5番手までしか投げないわけですから長いイニングを投げてくれるのでブルペン陣の登板回数も自然と少なくなります。

 

後半戦の連戦数(オールスター以降)

一応後半戦の連戦数も調べてみました。

これは今日(9/15)までの実績数と今後の予定数を合わせています。

  7連以上 6連 5連 4連 3連
日ハム   3 2 1 4
SB 1 1 2 1 6
ロッテ   5 2 1 3
西武   8   1 2
楽天 1 6 2 1 3
オリ   4     7

前半戦4つしかなかった楽天の6連戦以上の数は7に増えていました。

逆に前半に10も6連戦があったソフトバンクは2となっています。

楽天の後半戦の失速とソフトバンクの躍進の理由はここにあるのかもしれません。

 

さいごに

ということで、今回は解説者の発言から実際に調べてみた結果を紹介しました。

1年間のペナントレースを見ていくには戦力だけでなく、こういった視点も必要だということがわかりました。

 

それにしても、ソフトバンクは前半戦に先発投手の離脱が多かった(武田・和田など)のに、6連戦も多かったということは知りませんでした。

その分は石川柊太や松本裕樹らが穴を埋めていたので、やっぱりシーズン通して勝つためには選手層の厚さが必要だということがわかります。