20代野球好きの生活界隈

【夏の高校野球】2017年第99回選手権大会代表出場校・注目選手一覧

こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

このページでは、2017年夏に行われる第99回全国高等学校野球選手権大会の代表校とその注目選手を紹介しています。

代表校が決まっていない地区については決勝戦の予定日を記載しています。

なお、決勝戦の予定日については開始当初のものであり、雨天等での日程変更が行われている可能性があります。

代表校が決まり次第、随時更新する予定です。

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2017年夏の甲子園の基本情報

【抽選会】  8月4日(金)16時

【開幕日】  8月7日(月)

【開催期間】 8月7日(月)

        ~21日(月)

       15日間

【開催地】  阪神甲子園球場

【出場校数】 49

【前年度優勝校】 作新学院

【センバツ優勝校】 大阪桐蔭

2017年夏の甲子園出場校一覧

北海道地区

地区 参加校数 代表校・決勝予定日 注目選手
北北海道 94 滝川西
19年ぶり3回目
 佐野大夢(外野手)
南北海道 110 北海
3年連続38回目

 阪口皓亮(投手)

滝川西は滝川市立の公立高校。北北海道大会決勝では好投手牧野を擁する白樺学園との延長戦を制しました。

昨年夏の準優勝チーム北海は全国最多となる38回目の出場。準優勝を経験したメンバーはなんと7名も残っています。

東北地区

地区 参加校数 代表校・決勝予定日 注目選手
青森 63 青森山田
8年ぶり11回目
寺岡龍汰(投手)
相坂大真(内野手) 
岩手 68

盛岡大付

2年連続10回目

植田拓(外野手)
秋田 47 明桜
8年ぶり9回目
山口航輝(投手)
山形 49 日大山形
4年ぶり17回目
鈴木琉生(外野手) 
宮城 69 仙台育英
2年ぶり26回目
長谷川拓帆(投手)
福島 78 聖光学院
11年連続14回目

仁平勇汰(外野手)

春の選抜大会ベスト8の盛岡大付属は2年連続で岩手県大会を制しました。注目の植田拓選手は県大会で4本のHRを放っています。

県大会が8月にまでずれ込み49代表で最後に決まったのが宮城県代表の仙台育英。東陵との準決勝では延長15回でも決着がつかず再試合となりました。春の選抜では1回戦だっただけに雪辱の甲子園となるでしょうか。

福島代表の聖光学院はなんと11年連続の出場です。またひとつ連続出場記録を更新しました。決勝戦ではいわき光洋と終盤までの接戦の末のサヨナラ勝ちでした。

関東地区

地区 参加校数 代表校・決勝予定日 注目選手
茨城 98 土浦日大
31年ぶり3回目
三村航平(内野手)
栃木 61 作新学院
7年連続13回目
昨夏王者

大関秀太郎(投手) 

篠原聖弥(投手)

鈴木萌斗(外野手)

群馬 65 前橋育英
2年連続3回目
丸山和郁(投手) 
埼玉 156 花咲徳栄
3年連続5回目
清水達也(投手)
綱脇慧(投手) 
千葉 168 木更津総合
2年連続6回目
山下輝(投手)
東東京 134 二松学舎大付
3年ぶり2回目
市川睦(投手)
永井敦士(外野手)
西東京 128 東海大菅生
17年ぶり3回目
小玉佳吾(投手)
神奈川 189 横浜
2年連続17回目

増田珠(外野手)

万波中正(外野手)

山梨 36 山梨学院
2年連続7回目
小林侃汰(内野手)

土浦日大は茨城県大会決勝で霞ヶ浦高校との延長15回の死闘を制し31年ぶりの出場を決めました。

昨夏王者の作新学院も7年連続の夏の甲子園出場です。準決勝では好投手石川擁する青藍泰斗と3-2で勝利、決勝では国学院栃木に15-1と圧勝でした。春の選抜では熊本秀岳館と接戦の末2回戦で敗退しています。

春の選抜大会では2回戦敗退だった前橋育英も2年連続での夏の甲子園を決めました。これで3期連続での甲子園となります。4年前の全国制覇を見て集まった部員たちがあの優勝の再現をできるでしょうか。

櫻井金成擁する日大三、そして清宮擁する早稲田実を破り、大注目の西東京大会を制したのは東海大菅生。強打がウリだった2チームと比べ、そつない野球が持ち味です。

優勝候補筆頭ともいわれている横浜も神奈川県大会を制し2年連続の出場を決めました。注目は増田・万波・長南を中心とした強力打線。増田はタイ記録となる大会5本塁打を放ちました。

東海地区

地区 参加校数 代表校・決勝予定日 注目選手
静岡 112 藤枝明誠
初出場
久保田蒼布(投手)
愛知 188 中京大中京
2年ぶり28回目
磯村峻平(投手)
岐阜 68 大垣日大
3年ぶり4回目

修行恵大(投手) 

三重 63 津田学園
初出場
水谷翼(投手)

北信越地区

地区 参加校数 代表校・決勝予定日 注目選手
新潟 84 日本文理
3年ぶり9回目

川村啓真(外野手)
稲垣豪人(投手)

長野 85 松商学園
9年ぶり36回目
直江大輔(投手) 
富山 47 高岡商
2年ぶり18回目
山田龍聖(投手)
石川 49 日本航空石川
8年ぶり2回目
佐渡裕次郎(投手)
福井 30 坂井
初出場
吉川大翔(投手)

近畿地区

地区 参加校数 代表校・決勝予定日 注目選手
滋賀 51 彦根東
4年ぶり2回目
増居翔太(投手)
京都 77 京都成章
19年ぶり3回目
北山亘基(投手)
大阪 176 大阪桐蔭
3年ぶり9回目
春王者
徳山壮磨(投手)
根尾昂(投・外)
兵庫 162 神戸国際大付
3年ぶり2回目
黒田倭人(投手)
猪田和希(捕手)
奈良 40 天理
2年ぶり28回目
神野太樹(外野手) 
和歌山 39 智弁和歌山
2年ぶり22回目

蔵野真隆(捕手)
津田和義(外野手)

中国地区

地区 参加校数 代表校・決勝予定日 注目選手
岡山 59 おかやま山陽
初出場
 
広島 90 広陵
3年ぶり22回目
平元銀次郎(投手)
中村奨成(捕手) 
鳥取 25 米子松蔭
17年ぶり3回目
深海陣生(内野手)
長岡遼真(外野手) 
島根 39 開星
3年ぶり10回目
片原啄勝(投手) 
山口 60 下関国際
初出場
 

四国地区

地区 参加校数 代表校・決勝予定日 注目選手
香川 38 三本松
24年ぶり3回目
佐藤圭悟(投手) 
徳島 31 鳴門渦潮
9年ぶり7回目

豊久雄友(外野手)

野口智哉(内野手)  

愛媛 60 済美
4年ぶり5回目

八塚凌二(投手)

影山尭紀(投手) 

高知 28 明徳義塾
8年連続19回目
西浦颯大(外野手)

九州地区

地区 参加校数 代表校・決勝予定日 注目選手
福岡 134 東筑
21年ぶり6回目
石田旭昇(投手)
佐賀 41 早稲田佐賀
初出場
 
長崎 57 波佐見
16年ぶり3回目
隅田知一(投手) 
熊本 64 秀岳館
2年連続3回目
田浦文丸(投手)
川端健斗(投手)
大分 45 明豊
2年ぶり6回目
橋詰開斗(投手)
杉園大樹(内野手) 
宮崎 49 聖心ウルスラ
12年ぶり2回目
 
鹿児島 73 神村学園
5年ぶり4回目

俵森大輔(投手)

田中怜央那(捕手) 

沖縄 63 興南
2年ぶり11回目
川満大翔(投手)

 

2017年夏の甲子園組み合わせ抽選結果

組み合わせ抽選会は終了しました。

抽選結果はこちらの記事で紹介しています。

www.naoc2520.net

 

2017年夏の甲子園要注目選手

徳山荘磨(大阪桐蔭)

投手 右投右打

選抜大会優勝校のエースとして夏を迎える徳山荘磨です。

球速は140km/h代前半で、制球力でアウトを取っていくタイプです。

大阪桐蔭は投手陣の層が厚いですが、大阪府大会の山と見られた準決勝履正社戦では先発・完投しました。

 

山下輝(木更津総合)

投手 左投左打

鋭く曲がるスライダーが武器の左腕です。

球速は140km/h前後ですが、千葉県大会では42回で47三振を奪っています。

バッティングでも非凡さを見せ、地方大会では14打数で打率.500をマークしています。

 

川端健斗(秀岳館)

投手 左投左打

背番号10ながら熊本県大会では全試合に先発登板した川端健斗。

背番号1の田浦との140km/h左腕コンビとしても注目されています。

熊本県大会の成績は5試合で28 2/3回を投げて失点7、奪三振は37でした。

後ろに田浦が控えているという安心感もあると思いますが、安定したピッチングが持ち味です。

 

長谷川拓帆(仙台育英)

投手 左投左打

春の甲子園でもエースナンバーを背負った長谷川拓帆。

左腕ながら常時140km/h後半の直球で押すピッチングが見ものです。

春から言われていた制球難は結局解消できてきていないようですが、豪快なピッチングに期待します。

 

猪田和希(神戸国際大付)

捕手 右投右打

選抜の雪辱を果たしたい神戸国際大付属の猪田です。

ポジションは捕手、打順は四番ということで文字通りチームの中心選手です。

打撃の方では兵庫県大会で7試合で打率.450本塁打4打点14と大活躍でした。

捕手としても7試合合計わずか3失点の投手陣をリードしています。

 

中村奨成(広陵)

捕手 右投右打

強肩の捕手ということでジャイアンツの小林2世とも呼ばれている中村奨成。

小林が出場した2007年の89回大会では惜しくも決勝で佐賀北高校に劇的な逆転負けを喫しました。

今年はどのような結果となるでしょうか。

打撃では7試合で打率.176と若干不調ですが、本塁打2四死球5と強打の片鱗を見せています。

植田拓(盛岡大付)

外野手 右投右打

強打の盛岡大付属の中心打者で、岩手県大会では主に3番を打っていました。

昨年の夏の甲子園出場のときも2年生ながらレギュラー選手でした。

打撃成績は6試合で打率.364本塁打4という素晴らしいものでした。

3番打者ながら得点もチーム最多の11と、この人を勢い乗せると危ないという選手です。

 

増田珠(横浜)

外野手 右投右打

優勝校筆頭にもあげられている横浜高校の四番、増田珠です。

今期は左の大型選手が多かった(安田・清宮・金成など)なか、右の大砲ということ

高校野球ファン待望の選手ではないでしょうか。

激戦の神奈川県大会では25打数で打率.600で本塁打5本と実力はすでに証明済みです。

ちなみに大会通算5本塁打は神奈川県大会のタイ記録でした。

 

鈴木萌斗(作新学院)

外野手 右投左打

夏の連覇を狙う作新学院の中心選手です。

昨年の優勝メンバーの中にを名を連ねていました。

鈴木選手のウリは何と言っても走力です。

栃木県大会では6試合で8盗塁を記録、試合数以上の盗塁を決めチームの得点源となっています。

打順は主に3番で、栃木県大会ではチーム最多の10得点を記録しています。

 

西川愛也(花咲徳栄)

外野手 右投左打

3年連続出場となった花咲徳栄の中心選手です。

地方大会では7試合でなんと打率.500と絶好調でした。

13本放った安打のうち、7本が長打(二塁打2本塁打4)と長打力もあります。

西浦颯太(明徳義塾)

外野手 左投左打

昨年のベスト4入りにも大きく貢献した西浦颯太です。

高知県大会では4試合で打率.176と不調でしたが甲子園ではどうでしょうか?

2017年夏の甲子園公式アプリ

夏の甲子園は大会主催の朝日新聞社がリリースしているバーチャル高校野球が公式アプリになります。

試合の途中経過だけでなく全試合生中継されていますので、どこでもリアルタイムでスマホやタブレットから視聴することができます

バーチャル高校野球
バーチャル高校野球
開発元:Goodia Inc.
無料
posted with アプリーチ

 

2017年夏の甲子園各チームの詳しい情報はこちらでチェック!

週刊朝日増刊

週刊ベースボール増刊

2017年春の選抜等に関する記事

【選抜高校野球】センバツ2017の情報をまとめて紹介!出場校や注目選手・日程などなど

【高校野球】明治神宮野球大会は履正社が優勝!履正社安田・早実清宮がHR

【プロ野球】トラックマンはペナントレースでも導入してほしい!

こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

さて、2017年のプロ野球オールスターゲーム第1戦は6-2でパシフィック・リーグが2014年第2戦以来の勝利となりました。
その中で選手の活躍よりもある意味注目を集めたのは、テレ朝系の中継で導入されたトラックマンではないでしょうか?
実況の合間に「回転数がいくつだ」だの「SPVは割り算で算出しています」だのという話が出てうんざりしたという声も多かったみたいですね。

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トラックマンで測れるもの

オールスターの中継をご覧になっていた方ならご存知かもしれませんが、トラックマンを使って次のものが計測されていました。

  • 打球の打ち出し角度
  • 打球の速度
  • 打球の飛距離
  • 投球の速度
  • 投球の回転数

 試合前のHRダービーでは連発するHRの飛距離が瞬時に表示されていました。
一方で試合中には、HRはそうそう出るものではないので投球の回転数がたびたび取り上げられていましたね。
正直回転数なんて見ている側からするとどうでもいいよという方も多かったのではないでしょうか。

MLBでは Statcast が導入されている

MLBでは2015年から本格的にStatcast(スタットキャスト)という解析技術を本格的に導入しています。

youtu.be

これはオールスターのような特別な試合ではありません。
MLBでは通常ペナント戦の中継でも解析が行われ結果が放送に載っています。
HR集の動画ですが、それぞれのHRに対して打ち出し角度や打球の速度、飛距離などが表示されているのがわかると思います。

 

MLBでは守備・走塁にも導入されている

MLBのStatcastはボールの動きだけではなく選手の動きも計測・解析しています。
そして2017シーズンからは新たに、守備でフライをキャッチできる確率を表示するようになっていて、これがとてもおもしろいんです。

例として、こちらの動画を御覧ください。

youtu.be

ダイビングキャッチということで、一見ファインプレーのように見えますが実はStatcastで測るとそうでもありません。
その理由は再生時間0:08あたりに出る「CATCH PROBABILITY 63%」という表示を見ればわかります。
実はこれ、この打球をアウトにできる確率を表しています。
つまり捕球前後の動きでごまかされがちですが、63%という割と高い確率で捕れる打球だということです。
これは打球がワンバウンドするまでの時間と野手の守備位置からの距離を計測し、そこから過去のデータに基づいた捕球確率を出しています。
MLB公式の画像をお借りするとよくわかると思います。

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出典:http://m.mlb.com/news/article/217802340/statcast-introduces-catch-probability-for-2017/

 

横軸が守備位置から落下点までの距離、縦軸がワンバウンドするまでの時間になっています。
守備位置からの距離が長く、ワンバウンドするまでの時間が短いことを表す右下の領域が赤く(捕球確率が低く)なっているのは直感でもわかると思います。

 

 

他の動画も紹介します。

youtu.be

こちらの動画では上の動画より捕球体勢が安定しています。
しかし捕球できる確率は36%ということで、上の動画よりも難しい打球をキャッチしたということになります。

 

最後にもう一つ。

www.youtube.com

こちらは捕球の前後だけを見ると背走しながらの超ファインプレーのように見えます。
しかしスタットキャストによる捕球確率はなんと86%
過去のデータからすると簡単に取れる打球ということになります。
バックネットからの視点でよく見てみると、センターのポンペイはスタートが遅かったようです。
このように、最新技術で解析をすると本当に凄い選手や実はそうでもない選手が明らかになるかもしれません

 

メジャーリーグでは捕球以外でも、送球や走塁などの従来の記録だけでは評価が難しいものを数値化してチーム運営に活用しています。

走塁では動き出しの速さ(first step)、最高時速(top speed)などが表示されています。

www.youtube.com

 

キャッチャーのスローイングでは握りかえに要した時間(exchange)、送球の速度(arm strength)、加えてランナーのリードの大きさなど情報も表示されています。

www.youtube.com

 

さいごに

最新技術を使うことで野球の見方が変わっておもしろくなっています。
今回、トラックマンは地上波初導入だったので賛否両論あったそうですが僕は続けてほしいと思います
要は取り上げ方の問題であって、今回のようにわざわざ「トラックマンハイライト」とかまで作ってやることではないでしょう。
あくまでも野球観戦のスパイスとして、ペナント戦でも取り入れてほしいですね。

それから、トラックマンでは選手の動きまでは測定できないのが残念ですが、いずれは日本でも守備や走塁の動きの解析結果が放送されるようになって欲しいです。

MLBのホームランダービーで打球に群がるアメリカンキッズが可愛すぎた

こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

さて、今日もメジャーリーグ・MLBの話題を記事にしたいと思います。
MLBは現地時間12日に行われるオールスターゲームにむけて、11日にホームランダービーが開催されました!
メジャーを代表するパワーヒッター達の真剣勝負は毎年楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?

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2017年MLBホームランダービーの優勝はNYYのアーロン・ジャッジ!

はじめにホームランダービーの結果から紹介します。
出場した選手はシード順に以下の通り、数字は前半戦のHR数です。

 

  1. ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ,26)
  2. アーロン・ジャッジ(ヤンキース,30)
  3. コビー・ベリンジャー(ドジャース,25)
  4. マイク・マスタカス(ロイヤルズ,25)
  5. ミゲル・サノー(ツインズ,21)
  6. チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ,20)
  7. ジャスティン・ボーア(マーリンズ,20)
  8. ゲリー・サンチェス(ヤンキース,13)

 

ホームランダービー常連のスタントンに始まり、ジャッジやベリンジャーなど今年の新顔も名を連ねるラインナップでした。

 

結果は、ヤンキースのアーロンジャッジが3ラウンドで合計47本のHRを放ち優勝しました!
うち500フィート(約150m)超えのHRは実に4本もあったそうです。

このジャッジという選手は昨年メジャーデビューしたばかりの25歳で、今年も新人王の資格を残しています。
そして今回のHRダービー優勝は長いメジャーの歴史の中でも初のルーキー選手による単独優勝となりました!(ルーキーの初優勝は1986年のジョイナーですが、このときはストロベリーとの同率優勝)
シーズンの方でもヤンキースの新人HR記録を更新するなど大活躍のジャッジですが、この勢いでいけばイチロー以来の新人王とシーズンMVPの同時受賞もあるかもしれません。

 

ホームランダービーで打球に群がるアメリカキッズたちが可愛すぎた。

今回のホームランダービーではなんとフェアグラウンドにたくさんのボールボーイたちが準備していました
要はHRにならなかった打球の回収係、いわゆるボール拾いですね。
英語では ball shagger と言うそうです。
例えばこの動画の25秒あたりに写っています。

 

公式に上がっている動画だとHRシーンがメインなので残念ながら彼らはあまり写っていません(探してみたけど上の動画くらい)。
僕はスポナビライブ の録画でノーカット版を見たのですが、一生懸命にボールを追っかける彼らの活躍がバッチリ写っていました。
大人が指揮していると思いますが、右バッターのときはレフトに左バッターのときはちゃんとライトに移動していました。
ちょこちょことボールを追いかける子どもたちとメジャーの強靭なパワーヒッターとの対比がまた何とも言えず、ウケてしまいました。
スポナビライブではHRダービーのノーカット動画が無料で視聴できるので気になる方はぜひ見てみてください。

 

子どもたちにとってはいい思い出になりますし、見ている側としても楽しかったのでさすがメジャーだなと思いました。
日本でもこの企画はやって欲しいですね。
一応日本の過去のHRダービーも確認したのですが、フェアグラウンドには審判以外誰もませんでした・・・。

【プロ野球】ゲーム差がマイナスってどういうこと?わかりやすく解説します!

こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

2017年のプロ野球は間もなくオールスター戦を迎える時期となりました。

つまり、シーズンも折り返し地点を迎えようとしている事になります。

最近のスポーツニュースでも、順位表が頻繁に画面に登場するようになりましたね。

 

といったところで、7月2日のパ・リーグ日程終了時点で2位ソフトバンクのゲーム差が -0.5 になるという事態が発生しました

その後、楽天・ソフトバンク共に連勝が続いているのでいまだにこのゲーム差 -0.5 の状態になっています。

ゲーム差というと一般的には首位との勝率の開き具合を見るために使われるものですが、それが -0.5 とは一体どういうことなのでしょうか?

野球をよくご覧になる方には珍しい現象ではないと思いますが、今日はこのことについて記事にしたいと思います。

 

ゲーム差がマイナスになった7月2日の順位表

まずは問題の順位表をご覧ください。

順位 チーム 試合 勝数 敗数 引分 勝率 勝差
1 楽  天 68 44 23 1 0.657 -
2 ソフトバンク 76 49 27 0 0.645 -0.5
3 西  武 70 36 32 2 0.529 8.5
4 オリックス 72 34 37 1 0.479 12
5 日本ハム 73 30 43 0 0.411 17
6 ロッテ 73 23 49 1 0.319 23.5

確かに、首位楽天と2位ソフトバンクのゲーム差が -0.5 になっています。

 

「ゲーム差が-0.5ってことはソフトバンクが首位なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実はプロ野球の順位決めにゲーム差は関係ありません

順位を決めるのは勝率なのです。

もう一度順位表を見ていただけるとわかりますが、順位は勝率が高い順になっているのがわかると思います。

 

じゃあ、ゲーム差って何なんだよ!意味ないじゃん!と思いますよね。

 

そのとおり、実はゲーム差はあくまでも順位間の差を見るための目安でしかありません。

今回のように特殊な状態でなければ「ゲーム差1は直接対決1試合で追いつける」とか「ゲーム差5は自チームが5連敗しなければ大丈夫」程度の認識でいいと思います。

 

ゲーム差と勝率の求め方

テーマであるゲーム差と勝率の求め方を一応紹介しておこうと思います。

 

まずはゲーム差の方から。
チームAを上位のチーム、チームBを下位のチームとします。
この時、AとBのゲーム差を求める式は次のとおりです。

 

f:id:n2a5o2c0:20170706202334p:plain

 

分数になっていますが、勝ち越し(貯金)の差を出して2で割ると覚えていてください。

 

例として上の7月2日の順位表で求めてみましょう。

まずは楽天の勝ち越し数を求めます。

楽天は44勝23敗ですから、勝ち越しは44-23=21です。

この時引き分けの数は無視してください。

次にソフトバンクは49勝27敗ですから、勝ち越し数は49-27=22となります。

これの差をとると21-22=-1、さらに2で割って-0.5となります。

 

続いて勝率の求め方にいきます。

プロ野球の勝率の計算の方法は次のとおりです。

 

f:id:n2a5o2c0:20170706203037p:plain

 

勝率の計算には勝ちの数と負けの数しか使いません。

プロ野球には引き分けと言うものがあるのですが、この計算から考えると引き分けは実質試合をやってないのと同じということになります。

 

ゲーム差がマイナスになる原因

消化試合数の差

ゲーム差がマイナスになってしまう主な原因は2つあります。

まず一つは、消化試合数に差があるということです。

少しだけ詳しくいうと、消化試合数に差があると勝率の式の分母の数に差が出てきます。

これによってゲーム差と勝率の関係がぶれてしまいます。

 

先程の7月2日の順位表に戻りますが、なんとソフトバンクと楽天では8試合も消化試合数に差があります

この日の時点で最も試合をしているチームと最も試合をしていないチームということになっています。

ほぼ毎日試合を行っているプロ野球ですが、こういうことも極々まれに起こるんですね。

 

試合数の差がでている理由としては、4月の試合予定数に原因があります。

2017年の日程を確認してみると、楽天は4月に月曜日以外の休養日が5日もありました。

これは試合が中止になったわけではなく、元から試合が予定されてなかった日数です。

いっぽうのソフトバンクの4月は月曜日以外休養なし、6連戦×4という地獄の日程でした。

加えて楽天は雨天等での中止が2試合(4/11,5/24)ありますので、これだけの差が開いています。

【プロ野球】パ・リーグの4月を振り返ります!予想外の展開の1ヶ月でした。 - 20代野球好きの生活界隈

 

引き分け数

ゲーム差がマイナスになるもう一つの理由は、引き分けの数です。

先程の勝率のところでも書いたように日本のプロ野球では引き分け制度があり、引き分けの試合は実質やっていないのと同じ扱いになります。

要は引き分けになったら試合を消化していないのと同じなので、上の場合と同じようなもんですね。

今回のケースでは引き分け数1しかありませんので、あまり影響していません

しかし、もし引き分け数が極端に多かった場合は、全日程を終了してもゲーム差がマイナスという可能性はあります。

 

さいごに

少し細かい話題になりましたが、ゲーム差と勝率(順位)の関係について書いてみました。

ゲーム差がマイナスになるのはよくあることですが、これが数日続くのは意外と珍しいかもしれません。

ちなみに同日に必ず全チームが試合をやって、かつ引き分けの無いゲームであればゲーム差と勝率の関係を保つことができます。

例えば雨天中止のない屋内スポーツで、決着がつくまで延長戦をするようなゲームだといいと思います。

 

それから、楽天が8試合も消化不足であることにも驚きました!

もしかしたら楽天の快進撃には日程的に余裕があったということも理由に含まれているかもしれません...。

この8試合はもちろん疲れの溜まってきたシーズン終盤に予定されています。
これがどのような影響を与えるのかにも注目です!

【MLB】ついに実現、メジャーの舞台でダルビッシュ有vs田中将大

こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

2回連続のMLB記事になるのですが、今日は日本人選手の話題です。
さて、タイトルの通り現地23日に行われるテキサス・レンジャーズ対ニューヨーク・ヤンキースの試合で、ダルビッシュ有と田中将大が先発することが決まりました。
ダルビッシュはメジャー6年目、田中は4年目にしての初対戦ということになります。
2017シーズンはともにチームの開幕投手をつとめた2人がついに直接対決します。

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今日はこの話題について、今シーズンの両者の成績や所属チームの状況について書いていきたいと思います。

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ダルビッシュ有の2017シーズン

6月22日終了時点、ダルビッシュ有の成績はこちらです。

    ア・リーグ順位 TEX順位
試合 15 - -
投球回 94 4 1
6 11 1
5 22 4
奪三振 99 3 1
防御率 3.35 8 1
WHIP 1.13 7 1

ご覧の通り、主要の成績ではチームトップの数字を残しています。
もはや名実ともにレンジャーズのエースと言ってもいいのではないでしょうか。
今シーズンで一番良かったピッチングは4月13日のロサンゼルス・エンゼルス戦。
7回を投げて被安打5失点0奪三振10という内容でした。

www.youtube.com

 

ダルビッシュが所属するレンジャーズはここまで36勝36敗で、アメリカン・リーグ西地区4位です。
同地区のヒューストン・アストロズが驚異的な強さ(勝率.676)を見せているので、首位とは13ゲームの差が開いています。
一方で2位のシアトル・マリナーズとは0.5差しかありませんので、ワイルドカードでのポストシーズン進出は狙える位置にいます。

 

田中将大の2017シーズン

6月22日終了時点での田中将大の成績はこちらです。

    ア・リーグ順位 NYY順位
試合 14 - -
投球回 76.2 29 3
5 23 3
7 6 1
奪三振 76 17 3
防御率 6.34 39 5
WHIP 1.49 32 5

ダルビッシュとは対照的に、今シーズンの田中は苦しんでいます。
開幕戦での3回途中7失点ノックアウトに始まり、ここまでの防御率は6点台に落ち込んでいます。
防御率は規定投球回に達している投手の中ではチーム最下位、リーグでもワースト2位という数字です。

防御率以外で今シーズン突出しているのは被本塁打数です。
ここまでの14登板で許した本塁打の数は21本。
不名誉なことにこの数字もアメリカン・リーグでワースト2位となっています。

特にひどかったのは5月14日のアストロズ戦でした。
この試合は2回途中までで4本の本塁打を許し、8失点しました。

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田中の不調はありますが、所属チームのヤンキースはアメリカン・リーグ東地区の1位に立っています(ボストン・レッドソックスと同率)。
ア・リーグ東地区は首位から最下位までが5ゲーム差しかなく、最も差が小さい地区となっています。
今シーズンはアーロン・ジャッジという24歳の新星に注目が集まっています。
ジャッジはここまで22本塁打でリーグの本塁打王です。
その他にも強打の選手が並んでいて、今年のヤンキースは非常に打力のあるチームになっています。

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ダルビッシュ有vs田中将大の見どころは?

一番の見どころは、ダルビッシュ有が強力ヤンキース打線をどれだけ抑えられるかということだと思います。
ダルビッシュは6月12日の登板で、同じく強打のアストロズ打線を7回1安打1失点に抑えたピッチングが見せられるかどうかでしょう。

一方の田中将大は、しっかりと試合を作れるかどうかが勝利の鍵だと思います。
ここ数試合は多くずれした試合が多くありましたからね。
ヤンキース打線は1試合平均の得点が5点を超えているので、最低限クオリティ・スタート(6回で自責点3以下)を達成すれば勝ち星も見えてきます。

ゲームでシミュレーションしてみた結果

YouTubeで配信しているMLBのゲームでシミュレーションしてみました。
選手の昇格降格などが毎日更新されるかなりリアルなゲームなので、実際の結果とどれだけズレるのかが気になるところです。

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関連:【PS4】MLB The Show 17が気になる!新要素や発売日などメジャー版本格的野球ゲームの情報をまとめました。 - 20代野球好きの生活界隈

 

 

【MLB】ノーラン・アレナドがサイクルヒットをサヨナラHRで達成!

 

こんにちは、最近MLBにも詳しくなった野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

さて、今回は久しぶりにMLBの話題について書きたいと思います。


6月19日早朝に流れたニュースですが、MLBコロラド・ロッキーズに所属するノーランアレナド選手が、本拠地クアーズ・フィールドでサヨナラホームランでサイクルヒットを達成しました!

ということで、今日はアレナド選手と記録が達成されたクアーズ・フィールドについての記事を書きたいと思います。

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ノーラン・アレナドのサイクルヒット動画

こちらのMLB公式Twitterにアレナド選手の全安打動画が掲載されています。


6月18日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に三番サードで出場したアレナド選手。三塁打→単打→二塁打→本塁打の順番で達成しました。
サイクルヒットというだけでも素晴らしい記録なのですが、1点ビハインドの9回にサヨナラ3ランホームランで決めました。
ちなみに英語で「サヨナラ」は「walk-off」という単語で表します。
アレナド選手にとってはキャリア初のサイクルヒット、今季のメジャーでは4人目の達成となりました。

メジャーの歴史を遡ると、同様のサヨナラホームランでのサイクルヒット達成は過去に5度あったそうです。
最近では2010年7月にアレナド選手と同じくコロラド・ロッキーズに所属するカルロス・ゴンザレス選手が、同じくクアーズ・フィールドで達成しました。
ちなみに、ゴンザレス選手はアレナド選手が達成した6/18の試合には6番ライトでスタメン出場していました。

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ノーラン・アレナド(Nolan Arenado)の基本情報

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名前 ノーラン・アレナド
所属球団 コロラド・ロッキーズ
背番号 28
ポジション 三塁手
投打 右投右打
生年月日 91/4/16 (26歳)
入団 09年COL2巡目(全体59位)
メジャー年数 4年
受賞歴

ナ・リーグ最多本塁打(15,16)
ナ・リーグ最多打点(15,16)
シルバースラッガー(15,16)
ゴールドグラブ賞(13~16)

代表歴 2017WBCアメリカ代表

2015,16シーズンの2年連続でナショナルリーグの本塁打王と打点王の2冠を達成した強打者です。
本拠地の恩恵(後述します)という噂もありますが、それを除いてもメジャーでも屈指のプレイヤーであることは間違いありません。

 

また、突出しているのは打撃だけではありません。
守備面でも、メジャーに初昇格した2013シーズンから4年連続で最も守備の優れた選手に送られるゴールドグラブ賞を受賞しています。
2016シーズンは守備での貢献度を表すDRSという指標で三塁手では最高となる+20を記録しました。
DRSは日本語では守備防御点と呼ばれていて、「その選手が平均的な選手と比べて守備で年間何点防いだのか」を表しています。
つまり、DRSが+20のアレナドは平均的な野手と比べて守備で年間20失点を防いだということになります。
ちなみにDRS+20は両リーグ全ポジションで見ても第3位で、打撃だけでなく守備でも非常に優れた選手であることがわかると思います。

 

2017年WBCではアメリカ代表に選出されました。
メジャー4年目でどちらかと言うと若手の選手ですが、8試合中7試合でアメリカの四番打者をつとめました。
日本が敗退した準決勝でも四番サードで出場しています(結果は4打席4三振)。

参考:【WBC2017】アメリカ代表メンバー個人打撃成績 - 20代野球好きの生活界隈

 

クアーズ・フィールド(Coors Field)について

今回アレナド選手がサイクルヒットを達成したクアーズ・フィールドは日本人選手にも縁のある球場です。


一般的には、MLBコロラド・ロッキーズの本拠地でメジャーでは最も標高の高い球場として知られています。

標高が高いため空気抵抗が少なく、打球が飛びやすい&変化球が曲がりにくいという打者にとっては好条件の環境になっています(投手にとっては地獄)。
前述したアレナドの打撃成績についての「本拠地の恩恵」とはこのことです。

 

この球場では過去に日本人選手の2つの大記録が達成されました。

ひとつは記憶に新しい、2016年8月のイチロー選手メジャー通算3000本安打です。

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イチロー選手らしい俊足を活かした三塁打での達成ですが、打球が飛びやすくインフィールドが広いクアーズ・フィールドの恩恵を受けた1本かもしれません。
それにしても、イチロー選手の活躍・チームメイトの祝福・実況・観客・球場どれをとっても最高の瞬間の動画です。

 

もう一つはかなり時代を遡りますが、1996年9月野茂英雄投手のノーヒットノーランです。

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このノーヒットノーランは日本人初というだけでなく、アジア人初の快挙でした。
上にも書いたように打者有利の球場で達成したというのも野茂投手の偉大さを表しています。

【プロ野球】交流戦MVPは誰だ?!野球ブロガーが候補選手を勝手に紹介します。

こんにちは、野球ブロガーのなおしー(@naoc2520) です。

 

さて、2017年のプロ野球セ・パ交流戦も残すところ1カード(3試合)となりました。

交流戦については「どの球団が優勝するのか?」「セとパどっちが優勝するのか」などなど気になることがたくさんあります。

そんな中でも交流戦のMVPについて成績を見ながら候補選手を紹介します

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過去の交流戦MVP

まずは過去12年の交流戦MVPを見ておきましょう。

これまでの交流戦MVP受賞者と優勝チームの一覧です。

所属球団は当時のものになります。

MVP(所属球団) 優勝チーム
2005年 小林宏之(ロッテ) ロッテ
2006年 小林雅英(ロッテ) ロッテ
2007年 R.グリン(日ハム) 日ハム
2008年 川崎宗則(SB) SB
2009年 杉内俊哉(SB) SB
2010年 T-岡田(オリックス) オリックス
2011年 内川聖一(SB) SB
2012年 内海哲也(巨人) 巨人
2013年 長谷川勇也(SB) SB
2014年 亀井善行(巨人) 巨人
2015年 柳田悠岐(SB) SB
2016年 城所龍磨(SB) SB

ご覧の通り過去12回行われた交流戦ではすべて優勝チームからMVPが選ばれています


ちなみに今年の交流戦MVPの規定には次のようなものがあります。

勝越しリーグの勝率1位球団から1名を「日本生命セ・パ交流戦MVP」として選出し、日本生命保険相互会社様から賞金200万円が贈られます。

開催要項 | 日本生命セ・パ交流戦 2017 | NPB.jp 日本野球機構

勝ち越しリーグとはリーグごとの勝数を合計した場合に勝数の多いリーグのことです。

例えば6月15日時点で話をすると12球団の最高勝率チームは広島です。

しかし、リーグごとの勝数を見るとセが40勝でパが49勝ですからMVPはパの最高勝チームであるソフトバンクから選ばれるということになります。

つまり、過去を遡るとMVPは優勝チームからしか選ばれていませんが、今シーズンの様子を見ると優勝チーム以外からもMVPが選ばれる可能性があるということです。

 

6月15日終了時点では、残り試合は6カード×3試合ですから合計で18あります。

現時点では9勝の差がついているので、パ・リーグチームが5勝した時点でMVPはパ球団から選ばれるということになります。

これは早ければ6月17日に決まる可能性があります。

球団別で見ると、6月15日終了時点で優勝する可能性が残っている球団は5球団あります。
広島(11勝)・ソフトバンク(10勝)・西武(9勝)・阪神(9勝)・オリックス(9勝)です。
ただし、勝率での単独優勝の可能性が残っているのは最終カードで直接対決する広島・ソフトバンクのみとなっています。

この記事ではこの5球団の選手の中から、それぞれが優勝した場合のMVP予想をしたいと思います。

さいごに上の表に話を戻すと、投手と野手の割合もほぼ半々になっていることがわかります。

当然のとこですが、活躍した選手であれば誰でも選ばれる可能性があるということです。

 

優勝チームとMVPの候補

6月15日終了時点の成績とともに候補の選手を紹介します。

広島東洋カープ

カープは投打共に突出した活躍を見せている選手がいます。

候補は以下のとおりです。

名前 成績
薮田和樹 3試合 3勝 0敗 1.35
中崎翔太 10試合 0勝 0敗 6H 0.96
丸佳浩 .425 1HR 14打点

3年目の薮田和樹が3先発で3勝という結果を残しました。

ローテーションから考えると、残りの3試合での登板は無いと思われるのでこれ以上の成績の変化はありません。

SBとの首位攻防戦で丸が勝利打点をあげるなどの活躍を見せれば、受賞する可能性が高いと思われます。

 

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福岡ソフトバンクホークス

ソフトバンクが対象チームになった場合はおそらく柳田悠岐の一択だと思われます。
成績は以下のとおりです。

名前 成績
柳田悠岐 .367 7HR 22打点 17得点

突出しているのは1試合平均1.5点に迫る22打点でしょう。

6月15日時点では2位に7打点もの差をつけて1位になっています。

また、17得点も交流戦1位で走者を返して自分自身も返ってくるという活躍を見せています。

HR数も楽天ゲレーロ(9本)についで2位で、ソフトバンクの勝利に最も貢献している選手と言って間違いありません。


 

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埼玉西武ライオンズ

西武の候補はこの2投手です。

名前 成績
シュリッター 9試合 0勝 1敗 7H 0.96
牧田和久 8試合 1勝 0敗 6H 0.00

登板数とホールド数ではシュリッターのほうが上回っていますが、見栄えとして無傷の牧田和久の可能性が高いと思います。

どちらも中継ぎ登板なので、残り3試合の登板内容で決まるでしょう。

阪神タイガース

阪神の候補はこちらの3投手です。

名前 成績
秋山拓巳 3試合 3勝 0敗 4.66
青柳晃洋 2試合 2勝 0敗 0.84
桑原謙太朗 9試合 0勝 0敗 6H 0.00

先発投手から2人選んでいますが、ローテ通りに行けば秋山は残り3試合での登板はないでしょう。

一方で青柳は6月17日の試合に先発予定です。

内容次第ですが、ここで青柳が勝利投手になれば秋山の線はなくなるでしょう。

中継ぎの桑原は勝ち試合であれば登板の可能性があるので、優勝に向けての活躍が期待できます。

 

オリックスバファローズ

オリックスからもリリーフ投手を2名を候補にします。

名前 成績
黒木優太 9試合 2勝 0敗 3H 1S 0.00
平野佳寿 9試合 1勝 0敗 4H 3S 0.00

2016年WBC代表にも選ばれたベテラン平野佳寿と、2016年ドラフト2位入団のルーキー黒木優太です。

立ち位置は対象的な2人ですが、勝利に多く貢献したことは違いありません。

どちらも中継ぎ投手なので、残りの3試合で決着が付くでしょう。

 

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